【状況への失言】昭和文学会は笠間書院から自立すべし!

 先日、笠間書院の『昭和文学研究』担当という山口・阿部さんの名前で、拙著『シドクⅡ』を受け取ったので近日中に編集委員会に渡す、というハガキが届いたのでビックリ! 去年の秋に出した本ですぐに編集委員会の宛先の笠間書院宛に送ったものなのに、今頃になって受贈したと返信が来るとは何事か?! コロナ渦が本格化したのは4月以降だから、理由にはならない。

 ボクが会務委員長の頃に身に染みて信頼できる前専務の橋本さんと、実に頼りになった事務担当の重光さんが退社して花鳥社を立ち上げた前後に、笠間書院は方針転換して文学書から手を切ったのは明らかだった。時々お声をかけていただいた前社長(池田つや子さんとおっしゃったかな)が身を引いて娘さんが社長になり、大胆な方針転換をしたとは聞いていたけど、昭和文学会とのキズナも断ち切られた模様。昔から学会が特定の出版社に間借りすることに反対意見は根強くあったのは確か。学会事務が手抜きになったのは、学会補助の精神を失った笠間側だけの責任ともいえまい。実情をハッキリ認識して即刻笠間とは縁を切り、学会が独立して事務を担当すべき時が来たということだ。

【状況への失言】トランプを否定し過ぎて、田嶋陽子にならないように! 差別主義者・小池百合子は否定しよう!

 アメリカでは殊のほか黒人差別が根強いので、ため息交じりの失望感が深まるばかり。もちろんトランプと彼を支持する白人たちに刷り込まれた差別意識が、いっこうに薄まらないためだ。そもそもトランプ(達)が、保険制度などオバマが残した政治的成果を真っ向から否定しようとしている深層意識には、露骨には言わないものの黒人差別があるのは間違いなかろう(誰も言わないみたいだけど)。立派な人・オバマ大統領に対して、極悪人・トランプといった対照がアメリカの良識派の把握なので、トランプがその図式どおりに白人警官の立場を擁護しようとすればするほど、黒人差別を抗議する運動が盛り上がっているということだろネ。

 とはいえ黒人差別をした歴史的人物の像をむやみに引きずり下ろすというのは、危険な兆候だネ。しばらく前に南軍のリー将軍の像も撤去するとか、「風と共に去りぬ」の上映を控えるとかいう情報が流れた時に、まさかと思いつつもそんなことしたらトランプが大統領に再選されてしまう危惧を高めるだけだ、と心配していたヨ。州の知事が民主党の場合、特にその傾向が強いそうだけど、トランプ同様の狭量さで呆れているヨ。もちろん知事を支持する人たちに背中と押され、記念像を撤去すると言い出した可能性も高いけれどネ。

 でも知事ともあろう者がシッカリした見識を持って事に臨まないと、トランプを裏返しただけの存在に堕してしまうことになる。トランプの黒人差別が行き過ぎなら、それに抗する運動も行き過ぎになりそうな勢いが心配だ。リー将軍南北戦争で名を遺した優秀な将軍だという評価は、世界に共有されていると思う。そのリー将軍が黒人に対して差別意識を持っていたとか、「風と共に去りぬ」の映画にも黒人差別が露わだとか言い出したら、歴史に対する評価が間違っていると言わざるをえない。ソ連が崩壊した直後、各地のレーニン像が引きずり降ろされた光景がよみがえってくるヨ。ボクはコミュニストであったことはないけれど、レーニンが果たした歴史的役割を否定したこともない。

 その時代に生きた人々は、その時代全体が共有する意識に限界付けられていることを忘れてはならない。時代を超えることができたのは、希少な天才(?)だけだ。フランス革命の時代に女性の権利を主張した女性メアリ・ウルストンクラフトや、織田信長などはその例だと言えるだろう。リー将軍も、民主党員で憲法を起草したジェファーソンも、黒人奴隷を所有するのが時代に共有された考え方から抜け出せなかったということだ。

 例を文学に求めれば、漱石の「坑夫」という小説には伏字が設けられているけれど、「このエモ(芋の北関東なまり)はエエ(良いのなまり)エモだ」という好きな場面に、「このエモはエモの穢多(えた)だ」という差別語が原文には使用されている。「満韓ところどころ」という紀行文にも、満州や朝鮮の人たちを差別するような語句があって、それを問題視する留学生や日本人もいるけれど、漱石も時代の制約の下で書いているので、被差別民や中国人・朝鮮人を殊のほか差別していたわけではない。漱石も時代の子だったというだけの話だから、差別用語を使っているからといって漱石を文豪の位置から引きずり下そうとしたら、トランプや過剰な反差別主義者たちと同じレベルの愚か者に堕すだけだ。

 この過剰さこそ、前に書いたとおり田嶋陽子を典型とする愚か者の特徴なのだ。やられた(差別された)という被害者意識にしがみ付いて、過激に破壊したがるヤカラこそ「田嶋陽子」なのだ。トランプを否定するのは大賛成だけど、トランプを利するような「田嶋陽子」たちの破壊行為には大反対だ! と敢えて記しておきたい。

 都知事選では朝鮮人差別が取り上げられていないけれど、小池百合子朝鮮人を差別する「トランプ」であることも、以前記したとおり。人間を差別するゲスを知事にしてはいけない!!!

【釣り部】大漁

 幸い27日は天気に恵まれ、早朝から館山で釣り始めた。ユウ君が快調に先行逃げ切りの結果でシロギス9尾、ボクは5尾で完敗の形ながら最後に22センチ超の大型をゲットして面目を施したかな。全部で15尾だけどほとんどが15~18センチだったので、20センチ・オーヴァーは貴重な1尾だったネ(自慢)。カネシローはシロギス1尾ながら大き目のオジサン1尾と、正体不明の小型の魚を2種類釣りあげたのはいかにもだった(本人の正体は昔よりハッキリしてきたけど)。天ぷらにするとシロギス以上に美味と思われるメゴチは、食べごろの大きさのが総計10尾ほど釣れたのも収穫。

 なんといっても、夕方合流したヤマグチさん(ハッちゃんの夫君)が25センチくらいのソゲ(ヒラメの子)を釣り上げ、話題をさらったこと。餌を新しいのに付け替えるように告げた直後の釣果だったので、この教訓は今後のヤマグチさんの釣果を伸ばすはず。

 幸田旅館の船盛には嬉しいことにサザエの刺身があったので満足したので、あとはサワラの刺身くらいにしか興味が湧かなかったネ。船盛以外にも料理が豊富だったので船盛が余ってしまうのではないかと心配したほどだったネ。タケノコの天ぷらも印象に残っているヨ。和食中心なので部屋に戻ってからも日本酒が合ったネ。タテバヤシ(足利の在住で館山と館林を取り違え、学生時代に館山合宿なのに館林へ行ってしまったあの佐藤譲)が宇都宮での出版記念に差し入れてくれた「幻」という文字通りの幻の日本酒・ケイちゃん(平沢恵子)が贈ってくれた木曽の地酒「中乗さん」・誰だか忘れた(男子だったのは覚えているけど、ゴメン!)「正雪」という名の銘酒種類を満喫したヨ、ゴチソーさまでした! たくさんもらったままの日本酒が仲間と味わえてサイコーでした。

 日本酒の後はミチル姐さんが贈ってくれた通好みの臭いウィスキー(さすがの選択)、ボクには少々キツ過ぎたけれど、アマッチはじめ3人は感嘆の言葉を吐きながら呑んでいたヨ。ツマミはアマッチ手料理の生ハム巻きや漬物、ハッチャンの台湾土産のカラスミ、ハッチャンのお母さんからの生野菜などで余るほど。朝から夜までシアワセいっぱいの一日でありました。半年ぶりの高速道路の運転だったので、ユウ君がだいぶ疲れた模様だけど、桟橋でハチ夫妻からのビールの差し入れを呑んで宿まで送ってもらうなどしたおかげか、夜も朝もよく眠れたので帰りは楽だったそうで何より。

 東京では感染者が60名を超えたそうだけど、館山は安全そのもので合宿はダイジョブだネ。様子を見ながらでいいけど、8月8~10日の3日間・北見宿だから検討の結果参加と決まったら連絡待ってるヨ。

ピンチのまま

 メアドを検索すればいいのかと思いついてやってみたところ、ぷららメールのパスワードを入力してもログインできないのは何故だろう? もちろん昔のパスワードでもダメだったけどネ。これじゃあ完全にお手上げだヨ。

ピンチ

 無事帰ってきたものの、パソコンのスイッチを入れたらフリーズしてしまったヨ。強制終了しようとして3ケ所同時に押したものの、全然反応なし。あれこれやった末に電源のコードを抜いてからまた入れたけど、今度はオンの状態に戻らなくなってしまった。これはジャミラのパソコンで書き込んでいるのだけれど、メールの画面を出すことができるかどうか不安。返信がなくともそういう事情なのでご心配なく。

 それにしても困った、困った!

【釣り部】明日・明後日、館山へ

 半年ぶりにコアな釣り部員だけ(ボクを入れて4名)で館山へ行ってくるヨ。黙って行こうと思っていたけど、夏合宿へのハズミとして帰ってから報告しなければと考えていたから、事前に伝えておきます。コアな部員は独身男ばかり(ボクも似たようなものだし)の命知らず(でイボ痔知らず、かな?)。常連でも独身ではない仲間は自重してもらった。

 無事だったら夏合宿(8月8~10日)に参加する人も増えるだろうしネ。今のところ以前紹介したファック親子とツクホーシがエントリーしている。今年はギリギリになっても合流する余裕があると思うけど、参加する気になったら連絡ちょうだい。

 

@ 出版記念会でちょうだいした酒類を持参するので、だいぶ消化できそうで安心。日本酒など、暖かくなると不味くなってしまうからネ。