2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

教室変更、テキスト

先週使ったN405は机イスの移動が面倒なので、来週からはN407でやります。ゼミ形式に並べ替えて、終了後もそのままで結構。但し教室のカギを学務に取りに行かねばならないようです。学務では関谷の名前を出して、「先生に開けておくように言われた」と…

東大国語国文学会で学大卒業生に出会う

この前の4月17日、東大の学会に参加したのは数年前の自分がパネリストだった時以来なんだけどネ、多田さんから「あまり来てくれないネ」と言われてしまったんだネ。「こんな敷居の高い学会なんか来ないヨ。今日はオスギ(杉本優という「畏るべき後生」)…

次は「ダス・ゲマイネ」

テキストである松本和也『昭和十年前後の太宰治』(ひつじ書房)の第八章です。作品のプリントは関谷研究室前の棚上にありますから、文庫等を持ってない人はどうぞ。 今日の「道化の華」論はレジュメがそれぞれ挑発的で、面白い議論ができました。結構な人数…

サイコーの自主ゼミ、次回は太宰

ブログの案内に記すのが遅れましたが、学大は伝統的に自主ゼミが活発で近代文学ゼミは3つもあります。名前はそれぞれ明治(火曜)・大正(金曜)・昭和(月曜)ゼミですが、必ずしも時代名通りの作品を扱うわけではありません。例えば名誉教授の山田有策先…

順調なすべり出し、今年の2年生はイイかも。

先週の大人数から何人くらい残るかナ? と興味もありながら心配だったけど、期待以上に居たので千田先生への迷惑度は下がったと推測している。意欲のある学生が集中するのならモンダイは無いが、昨年は大人数に紛れて楽をしようという動機不純なヤカラがたく…

中上健次から始めます

4/22は「蛇淫」を内海・阿部ペアが発表します。 作品名と短さで決まりました。 健次の短編で発表したい作品を検討しておいて下さい。 健次を3つ程やったら、宮沢賢治・古井由吉・谷川俊太郎・後藤明生から選びます。 佐藤春夫は学部(火曜4限)で取り…

予定

4/23 遠めがねの春 4/30 香炉を盗む 「火の魚」はやる人がいなければ見送ります。室生犀星の後は森敦・村上春樹・安部公房などを取り上げて行きます。 先週のゼミは犀星が時代に合わせた(?)モダンなテクストで、改めて新感覚派や新興芸術派の表現…

「道化の華」から

受講者が意想外に多くて(古典文学の院生が来たのはヘイカ以来)、20部取り寄せた松本和也氏のテキストが売り切れてしましました。最初は第七章で作品は「道化の華」ですが、長目なのでテキストは各自用意して下さい。短編集『晩年』(例えば新潮文庫)に…

菊池寛から始めます

迷いましたが、最初なので読んで楽しいものから始めたいと考え、菊池寛に決めました。受講者の希望として佐藤春夫の名が出たので驚きましたが、岩波文庫に「西班牙犬の家」を含んだ短編集があるので以前からやってみたいとは思っていた作家です。 菊池のテキ…

足・デパート・女

表題を見ると何のこっちゃ? でしょうが、これが犀星の一短編の題なんだから驚く。まるで竜胆寺雄(りゅうたんじゆう)のモダニズム作品みたいだから(昭和4年の作品だから全くの同時代)、犀星の「飛んでる」(死語かな)感じがよく出ているというもの。そ…

在室予定日

毎日来るのはツライから明後日8日を予定してます。今日はクックとリュウマンという昭和ゼミの新旧ゼミ長の協力を得ながら、やっと「青銅」の送付等を終えました。それにしてもクックが教えてくれたクロネコの郵送は、コンビニでできて便利な上に郵便局の半…

詩ではなく小説でした

犀星の詩は昔から結構読んでいたのに、石川さんはボクの記憶に無い珍しい作品に興味があるんだ、と思っていたら何と小説の名だった。お勧めできる「性に目覚める頃」をはじめ「杏っ子」など幾つかの小説は知られているけれど、犀星は(生活のためだと思うが…

6限から始めます

これは前期だけの授業です。大学からの要望を容れて7限ということになっていますが、どのゼミ形式の授業でも2コマ分近く時間を掛けるので、6限(6時)から始めます。勿論6限は他の授業を取るヒトは、7限から来ても単位として認めまざるをえませんが、…

松本テキスト入荷予定

松本和也(カツヤと読む)さんのテキストが早ければ6日に研究室に届きます。2千円台半ばになると思いますが、早めに入手して自分がやりたい作品を決めて置きましょう。授業に出ないヒトでも欲しいヒトは同じく安価で売ります。

最初は犀星から

紆余曲折、石川さんの前向きな姿勢のお蔭で室尾犀星から始めます。9日に来れば16日にやるプリントを配布しますが、参加者は今から文庫本などで犀星を読み始めて、自分ならどの詩(複数でも可)で発表するかを考えておきましょ。

太宰論から始めます

松本和也『昭和十年前後の太宰治』(ひつじ書房)をテキスト(叩き台)にして、論じられている作品に関する<読み>を受講者間で闘ってもらいます。 テキストは副題の一つに「テクスト」とあるように、規範とすべき<読み>が提起されているに止まらず、別の…

4月9日、全員集合(上級生、修了生を含む)

この授業は関谷の許可があれば、誰でも参加できます。 一橋大学の学部生でも、日本近代文学研究に興味があるヒトなら参加を認めています。 (毎年1〜2人いました。) 学芸大の院生には他の授業の単位として認めます。 その他、意欲のあるヒトなら他大学の…