2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

次回(最終回)は鮎川信夫の詩

キム君が田村隆一で修論を完成し、提出しました。オツカレ! それを記念して(?)キム君に最終回の発表を勧めたところ、田村ではなく私がオススメしていた鮎川で発表するそうです。 テクストは「撃船ホテルの朝の歌」で、参加希望者はプリントを6階の資料…

来週から安部公房

安吾の歴史小説は終わって、あと2回は河原クンの希望を入れて、公房にしました。 参加希望者はてきすとを関谷まで取りにいらっしゃい。 新潮文庫『カーブの向う』にも入ってます。 来週は「チチンデラ ヤパナ」で、代表作の「砂の女」のプレテクストと言わ…

安吾は難しい!

「(続)戦争と一人の女」だったけど、予想とおりレポが苦しんでいた。 途中で発言したとおり、安吾テクストは二項対立で整理しようとしても、それを拒んでいるから大変になる。 野村とカマキリという男を正負に腑分けするのは間違いの元。 元「女郎」の「私…

安吾テクストの特色

「梟雄」の、あるいは安吾テクストの特色がよく出たレジュメであり、議論だった。 一義的に収斂せずに、両義的なまま投げ出されたようなテクストだという私論が想起されるばかり。 コウタ君の「濁された語り」という捉え方は、そういう安吾の一面をよくとら…

幻の雪男はついに姿を見せず、、、次は「キョウ雄」

あの動物は今回も山中深く姿を隠したままか、現れませんでした。 その分をもう一匹の動物、ブショウネンが孤軍奮闘しました。 テクストが「道鏡」だったからか? 特に先行研究の調査は徹底しており、審査中の博士論文よりも詳しいものでした。スゴイ! しか…

18日は「白昼夢」

11日は有名かつ問題の「人間椅子」でしたが、レポの読みがものたらないものだったせいか、議論は深まりませんでした。 タナチンは先行研究の調査はできていましたが、読みが不十分でテクストに負けていました。 一方のリさんは大胆な読みを提起して驚きま…

安吾は面白い!

安吾のテクストは難しいが面白い、という持論が証明されたような議論でした。 最初のゼミでそうした議論が誘発された程に、レジュメが良かったということにしよう。 歴史小説に限らず、安吾テクストは語り(手)が強すぎる上に、何が一番語りたいのかが判然…

乱歩の人間椅子はどこに?

「状況への失言」を書いていたので、昨日は3時間くらいしか眠るヒマが無かった。 それなのに目覚まし時計で無理やり起きて大学に来てみたら、院生はユウちゃんしかいなかった! タナチンとリーマン(李さん)のオオボケ・ペアなら、こんなこともあり得るか…

学芸大のホームページから撤退します(ワッシー前学長との約束)

これも「上某特任教授の延長は<老害>のもと」の続編である。 ワッシー前学長にキャンパスで出くわしたのは、教授会発言から1週間後のことである。(ちなみに同窓会長のワッシーには、正門入ってすぐ左の建物で会える。)自転車上の私に向かってこの人の言…

セクハラ・アカハラを撲滅するために

これは「上×××特任教授の延長は<老害>のもと」の一部であったが、長くなったので別立てしたものである。 上某の「不名誉教授」ぶりの連想で想起したのが我が「クレイ爺さん」であるが、この御仁の動向も案じられるので、ここに付して同僚と学生に警戒を促…

上×××の特任教授延長は<老害>のもと  (堤玄太の急死)

*** 堤玄太の急死 *** 急なことで未知の方はさぞかし驚かれるであろうが、暮れも押しつまった30日、堤玄太に永遠(とわ)の別れを告げてきた。45歳の若さながら、脳の血管が破れたのが死因とのこと、顔色もよくてまことに眠っているがごとき姿であ…

安吾の歴史小説をやります

ブログに記すのが遅れてゴメン! 小川洋子が終わって、安吾の歴史小説に入ります。 最初は「織田信長」です。 テキストは4回分、プリントを配布しています。 まだのヒトは早く関谷研究室まで取りに来なされ。

1月4日は「人間椅子」(江戸川乱歩)

ブログに記すのが遅くなって申し訳ありませんでしたが、やっと乱歩らしい作品をやるようです(レポが決めるので)。