2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

リンゴを食べながら

サットマンは風邪熱で休みという連絡は受けたけど、富田クン以外のオトコ共が無断欠席。 代わりのように、院修了生のキェーちゃんが参加。 昨夜の明治ゼミで呑みすぎてダウンしているというウワサと、難しすぎて挫折したという説の2通りの可能性があるがド…

賢治は意外にオモシロイ!

「猫の事務所」は初めて読んだけど、何じゃこれ? という印象。 初稿形も読んだけど、どう論じるんじゃろ? という戸惑いのみ。 早速この作品を選んだ二人だけに、ともに挑発的・刺激的なレジュメでありました。 サットマンが「先行研究は皆ツマラナソー」と…

高見順「過程的」

つくづくツマラナイ作品で、レポがなぜ取り上げたのかサッパリ分からない。 でも議論を聞いていたら結構ツッコミ所があって、面白く聴けたのは良かった。 レポの一人であるイイダ姫は卒論に繋がる発表内容で収穫があったようで何より。 サットマンはお付き合…

大岡昇平

半年に1回の博士課程学生の自由発表だが、実に久々の感じ。 大岡の「黒髪」論。 語り論のアプローチだが、聞きなれないヒトには理解しにくいところがあったようだ。 その分、イイ勉強になっただろう。 語り手の身体性という問題を取り上げたが、予想以上に…

次回は「悪い仲間」

「質屋の女房」論、近藤さんが選んだ作品でしたが、さすがにそれだけの意欲を感じさせる発表でした。 先行研究にキュウトク(前田)のがあるとはビックリ。 それも含めてオモシロイ先行研究が無いのに、近藤さんは問題提起も含めて刺激的でした。 それに比べ…

来年は3時限に移ります

登録者が増えてタイヘンそうですが、幸いに意欲の無いヒトが脱落し始めたようで、大方が座れるようになりました。 話しに付いてこれずに居眠りの症状が出始めたヒトがいたけど、内容が難しすぎるかな? でも、いつも言っているとおり理解しようとすれば分か…

柘植光彦さんとの思い出

19日の告別式に参加してきたんだけどネ、あんなに元気で健康そのものの感じだったヒトが死んじゃうとはネ、、、 ユビサック(山田)さんより上のヒトだから、ボクから見ると本来なら大先輩として接しなければならなかったんだろうけどネ。 見た目もずっと…

「斜陽」のかず子はバカ女!?

イクミ・レジュメが相変わらず「成熟」テーマだったので、それ自体に興味を惹かれた。 依拠した文献(論者)の名が出せなかったが、母娘における「母殺し」はフロイトのようには単純でなさそうなので難しいようだ。 再検討して練り直すと面白くなりそうで、…

安岡テクストはサイコー

時間が経ってしまったので、細部を思い出せないものの、楽しい時間を過ごせたのは確か。 テクストの良さでもあるが、レポの準備が好結果を生んだものと思う。 先行研究が大したものが無いせいか、レジュメが目立って面白かった。 ヒロインの捉えにくさが議論…

マッチン、谷崎センモンカ相手に健闘

リューマンはよく読み込んでいたが、結果を出して当然と思われてしまうのもカワイソー。 千葉・前田という先行者の「近親相姦」的志向性を受け継ぎ、突っ込まれても揺るぎなく主張して欲しかった。 研究室で余裕を見せながら準備していたマッチンが、本番で…

賢治もオモシロイ! 5時限が終わってからがスゴイ

賢治はシロウトなのでセンちゃん(岩橋チヒロ)の参加が有り難い。 今日は(も)レポがシッカリ準備していたせいか(名取レジュメの先行研究は特に)、予想を超えて面白かったけど、賢治テクストの多義性の面白さでもあるのかな? でも特に面白くなったのは…

授業が進まない! 板書ミス!

シリーズの続きで「志賀直哉と太宰治」における<自己同一化>というテーマ。 大事な問題と思ったこともあり、時間をかけ過ぎたきらいあり。 でも急いで中途半端になるよりはいいだろう。 三人称の図で、語り手と主人公の同一化の方向は両方向ではなく、語り…

アンケートを忘れた

研究法受講者に「進路希望届」の用紙を配布するのを忘れた。 各人が取りに来て、助手に提出して欲しい。 今日は小林幸夫の論の最終章をやってから、重松泰雄の「范の犯罪」論を読み始めた。 院生の頃、最初の小林秀雄論を発表したら、重松先生が『國文学』の…

次は宮沢賢治だヨ〜

三島をやりたいヒトがもういないというので、来週から『銀河鉄道の夜』(新潮文庫、生協に注文済み)に入ります。 「オツベルと象」に決まるまで時間もかかったこともあり、議論の余裕が削られた。 武川イジメに時間を費やしたのは已むをえなかったけど(そ…

キスは最高の愛情表現?!

表題は「ブ少年」の「今日の言葉」です。 毎回記憶に残るような言葉を発するのが「愛の伝道者」ブ少年だ、とタテバヤシが言いました(オメエが言うな!)。 珍しく森見登美彦という現代作家を取り上げ、「藪の中」というテキストを読む機会を与えてもらいま…

「桜桃」

趙さんの初発表でしたが、予想通り、或いは予想以上のデキでしたが、議論にはなりませんでした。 中国の留学生によくあるパターンで、文学研究のパラダイムが半世紀近く遅れているからです。 間違いではないのですが、テクストの読み方が古すぎて今どきの学…

安岡の「愛玩」

一橋勢の弱体化もあって、久々に外人部隊を導入しました。 武蔵美術大学院修了生の金城クンが参加し始めました。 いきなり効果が現れて(?)全員参加でニギニギ(賑々)しく楽しい議論ができました。 キム君が渋いテキストを選んでくれたのですが、安原クン…

教室は変更できず!

木曜4時限は1週間で一番教室稼働率が高いようで、満杯です。 このままで行くしかないので、意欲の無いヒトが抜けて行くのを待ちながら脚力に頼って下さい。 (立っているヒトが10人程度になって、スッキリしてきた。) 今日は志賀直哉と芥川龍之介・小林…

昼間は消して、夜は点けろ! (サークル棟も)

今日は時間の余裕ができたので、ブログの授業案内を沢山まとめて記した、そのノリでこの欄にも一言。 件名のとおりなのだが、先ほど(午後10時半)廊下の灯りを消した不届き者がいた。 もう一つのスイッチが遠くにあるので、犯人を逮捕できないのはザンネ…

「めくら草紙」

いつもながら大国真希の論を理解するのはタイヘン。 留学生が理解できるとも思えないところを、マダム・ジョジョがレポとして奮闘した(と言っていいかも)。 もう一人のレポのキッドはかなり良く理解していた。 さすがにピンチョンの新刊書を、フツーの顔を…

安吾「霓博士の廃頽」

昔、読みかけて挫折した作品、ファルスなのに(?)それ程ツマラナイという印象。 よくもこんなテクストを選んだものだ、と思ったけど、レポが二人ともキチンを自分の読みを出しているのには驚き。 サットマンは卒論で安吾を選んだのだから結果を出したのも…

三島「詩を書く少年」

レジュメが2本とも良くできていたせいもあり、議論が百出して面白かった。 コイちゃんは1年生当初、モヤ〜とした感じで言うことも捉えどころが無かったけど、最近は驚きの成長ぶり! テクストの細部を立ち上げて読み込もうとする姿勢が何よりイイ。 いずれ…

身体論、その他

小林幸夫の「網走まで」論を読んでいるが、身体論の解説に時間を費やした。 ホール「かくれた次元」の口絵写真が受けたので、自宅から持って来た甲斐があった。 来週は「4」節と重松泰雄の「范の犯罪」論。

4日の井伏「借衣」

前回の感想を記し忘れた。 「借衣」は「山椒魚」の原型「幽閉」の次の作品。 井伏の初期にはどんな傾向があったのか? という興味から選んだもの。 解読は難しいものだけど、レポの二人が良く頑張ってくれたお蔭で議論ができた。 議論を何とかまとめられたの…

安岡章太郎「愛玩」

11日から安岡に入りますが、まずはキム君推薦の「愛玩」から。(これを選ぶところはキム君、スゴイ!) 「悪い仲間」は12月2日に延期して、18日は「ガラスの靴」25は「質屋の女房」の予定。 安岡章太郎は、近代文学の中でも有数の文章上手の作家。 …

教室変更?

先ほどこの欄にタップリ記したのですが、パソコンの前で居眠りをタップリこいている中に「保存」ができなくなり消えてしまいました(チクショー!!)。 書き直すのもメンドーなので、明日口頭でお報せします。 テキストやプリントを読んでないヒトは来ない…

次の宮沢賢治のテキスト

『銀河鉄道の夜』(新潮文庫)400円を生協に注文しました。 来週早々には入荷するそうです。 ブックオフで探して無ければ、生協でどうぞ! 発表したい作品を決めておくように!

4日の井伏「借衣」の書誌

『世紀』二号(大12・8)で、「背の高い椅子の誘惑」(昭和6・2)の原型だといわれる。

三島の「百万円煎餅」はエロイ!

カズミンが持ち前の嗅覚を発揮して選んだテクストは、間違いなくエロかったのでピンと来なかったヒトもいたかも? (この夫婦は何をやったの? という疑問を抱いて来た受講者はどのくらいいたのか? オカキュウは理解できなかったので眠かったのか。) カズ…