2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

テキストを読みなさい!

2月2日日は試験1週間前なので、復習を中心に講義する。 ふだん出てこないヤカラが押しかけて来るのは出席者に対して迷惑だから、早く諦めて来年に備えて欲しい。 意欲もテキストも無いヤカラには解けない問題を出すので、試験時間(90分)を耐えるのは…

サイコーの盛り上がり?

レポの読みがハッキリ違っていたので、レポ同士のバトルを含めて一番の盛り上がり。 そのせいか、メイ効果か、いつも以上に時間外でも残っていた人が多かった(終了は6時過ぎ)。 何事もやる<気>が集まると充実するものダ。 それにしても<読み>にはニン…

芥川はやっぱ下手だよ!

珍しく芥川作品。 学生時代に三好行雄の授業で芥川論を聴き、作品以上にずっと面白かったのを忘れない。 文学研究を男子一生の仕事として選ぶ根拠を得た気持だった。 馬齢を重ねるとともに、芥川作品そのものに対する評価は下がるばかり。 優れた研究者が続…

「二十世紀旗手」はエンターテイメントの傑作か?

またキョッキョがレジュメを上げられずに、もう一人のレポに負担を掛けた。 でもテクストがテクストだけに、留学生なら仕方ないか。 当のイチローが、昔これで論文を書くのを依頼されながら、敵前逃亡して大国女子を推薦しつつ、自分は「如是我聞」論を書い…

最後(7日)は芥川作品

明日は「人魚の嘆き」で谷崎は終り。 残りが2回あると聞いたので、別の作家として芥川を取り上げることにしたが、結局補講期間だというので1回のみと判明。 選んだのは「六の宮の姫君」という中途半端(?)な作品。プリント配布の予定。 その中途半端さを…

昔、メイという優れものがいた。

昔(20年くらい前)、メイという優れものがいた。 「近代文学と社会」の授業では必ず遅刻してきて、それもバタバタとワザとのように足音高く入ってきたものだ。 コノヤロウ! と思って難しい質問をしてイジメようと思っても、いつも簡単に答えてしまったも…

どう見ても娼婦でしょ。

忙しいので、ボランティアでやっている自主ゼミの記事更新が後回しになるのは許せ。 1月9日は中也の詩。 桐原書店の教科書にも載せた有名な「骨」は、レジュメも問題なくて議論が深められた模様。 遅れて参加したら、殆ど知られていない「わが喫煙」という…

試験は別室も使用予定jjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj(これは「j」を押しながら居眠りをした証拠)、忙しいのダ!

忙しくて先週の記事を書き忘れてしまったが、安部公房「赤い繭」を読んできてもらって<反(非)リアリズム>文学の系譜を簡単に説明した。 逍遥の「小説神髄」で否定された「南総里見八犬伝」(滝沢馬琴)の非リアリズムの伏流から、「高野聖」などの泉鏡花…

高橋敏夫の「祖母の為に」論

(更新が遅れてゴメン!)18日は、表題の続きをやった。 サナエちゃんは来るようになったが、トミーが欠席でなかなか全員が揃わない。(試験しちゃうゾ!) 明治40年前後・1910年前後という文学史の節目への言及があったので、補足した。 学芸大学と…

24日は「魔術師」

多忙に流されるまま、更新ができずに申し訳あ〜りませんでした。 明日は「魔術師」を武川クンとピンチヒッターの赤星クンがレポです。 全員テキスト持参で来ること! 赤星クンは自分からレポの名乗りを上げるべき罪科(欠席・遅刻・授業への非集中)があるの…

「道化の華」の論文は?

突拍子も無く忙しいせいもあって、2週間空いたら記憶が定かでない。 「道化の華」というのは覚えているが、テキストの大国本にはその論が無い。 松本和也の本から選ぶような相談を受けた記憶があるような・・・ メーリスで回して聞こうかと思ったけど、今日…

テキスト入荷!

谷崎の『人魚の嘆き・魔術師』(中公文庫)が生協に入りました。 急いで購入してから授業に参加して下さい。 受講生以外も大歓迎! 17日のテキスト・プリント「小さな王国」は、廊下の棚上の引き出しの中段に入ってます。

明治文学史概略?

リアリズムとは? という質問に答える形から、明治文学史を中心に講義することになっている。概略は以下のとおり。 10年代の政治小説の後を受けて20年前後の「小説神髄」「浮雲」のリアリズムの達成があったこと。 20年代半ばには北村透谷・藤村等の『…

志賀の「祖母の為に」

収穫の多かった「伊豆の踊子」論を終えて、次の志賀の「白っ児」殺しという高橋敏夫の論に入った。 今日はアルビノの歴史的・社会的な話と、簡単なファムファタルの話だけ。

明治初期の文学史

リアリズムの話を遡って明治20年前後の文学史から話した。 「小説神髄」「小説総論」のイギリス・ロシアのリアリズムから、40年前後の自然主義と写生文のリアリズムの最盛期へというラインを確認してもらった。 補足として、両者の間を埋めた30年前後…

日本語の特性

1月4日に、中山真彦さんの「伊豆の踊子」論を続けて読んだ。 日本語とヨーロッパ言語の違いがよく理解できる感じで、とても面白い論文。 時枝文法の面白さも、改めて感じることができた。 シニフィアンとシニフィエの概念は極めて大事だが、それも確認でき…

谷崎「麒麟」

「刺青」の資料を用意した(エライ!)谷崎読みのマコトちゃんと、谷崎臭を脱しようとしたカズミンの二通りの読みが出されたのは収穫。 一方だけだと議論も貧しくなりがちだから。 一番問題になった表題「麒麟」の読み方も、孔子(徳)だけでもなく南子(美…

ヤル気を感じない!

修論に励んでいるヒトはともかく、一橋大院生は全滅で学大側の3人だけで決行。ケッコウ盛り上がった、なぁんて。 ズーシーちゃんが志賀らしさを脱臭して読もうとした意欲はタイヘン宜しい。 ずいぶん無理な感じがしたが、こちらが従来の志賀イメージに毒さ…

4ではなく、6日です

日にちが違うという指摘を受けたので訂正します。 もちろん金曜は6日です。

志賀の「邦子」です

4日は「邦子」です。次回かと勘違いしてました。 テキストは4階にあります。 志賀の後は未定ですが、鷗外の歴史小説を考えてます。

4日から

今、4日午前2時過ぎ、一橋大の授業が気になったから年間授業暦を見たら、4日から授業だそうでビックリ! 学大と同じなんて?! 前回は「真鶴」で意外にとても充実して盛り上がったのは覚えているが、次回は4日とは確認しなかった記憶がある。 終了後すぐ…