2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

しけん、その1

我ながらとてもオモシロイ試験問題ができたので、楽しんでもらえたと思う。 自信作なので上級生(2年生)に解かしたら、あまりデキが良くなかった。 ワレと思わんヒトは、研究室の廊下に貼ってあるから見に来るとイイ。 来週はもっとオモシロイ問題を作れれ…

次回は語り論一般

ルーさんのも含めて、「坊っちゃん」論を終りにしたかったのだけれど、結構補足したので途中のまま時間切れ。 来週はルー論を終えて、語り論(ナラタージュ)を補足して研究法を終わりたい。 (柄谷の批評を取り上げたかったのだけれど、果たせなかったのは…

次回は横光利一「鳥」

荷風はスゴイ作家だけど、なかなか取り上げる機会が無かったので期待していた。 予めもらったリューマンの刺激的なレジュメを読みながら、研究室で座ったまま寝込んで風邪を引いたらしい。 別件で起こされて、用が済んだらすぐゼミに行く気でストーブの温度…

2月1日は小林秀雄

立教院博士課程のキレモノ・天馬クン(仮名)が、「近代絵画」を含む小林秀雄論を展開するそうで、貴重なチャンスですから余裕と意欲のあるヒトはいらっしゃい! (修論(や卒論)と提出したヒト達が、提出ボケに陥っているようでナサケナイ!) 数年前から…

次回は「猫と庄造と二人の女」

次回が最後です。 「細雪」の書法との関連が気になる。来年度は同世代のキレモノ・樫原修の論文集と、『戦争×文学』シリーズからテキストを選ぶ予定。

次回は佐多稲子

今回は問題の(?)「いのちの初夜」。 論じにくいテクストだけど、レポがシッカリ読み込んできて議論を充実させた。 先行研究の一つ、学大から東大へ進学した荒井裕樹クンの論に導かれたお蔭かも? レポのイズミンが荒井論が引きずっている作家論的視点を批…

試験、その1

試験期間が近づいて来たせいか、見慣れない者どもが現れて苦笑。 今さら授業を聴いて答案が書けるとも思えないのだけれど、いちおうお手並み拝見! というのは例年通り。 出席をとって欲しいという要望に応えて、今まで複数回とったけれど、その時に限って欠…

次回はルー・小森の「坊っちゃん」論

次回は現在の日本を代表する文芸批評家・柄谷行人の作品を予定していたのだけれど、研究室の著作集には作家論が収録されてなかったので、代わりに一世を風靡した(?)『日本近代文学の起源』(講談社文芸文庫にも収録、お勧め!)から選ぼうと思ったら、こ…

29日は「いのちの初夜」

「鯉」は期待通りのレジュメが出て、突っ込んだ議論ができた。 サッコ君は4時5分になってもレジュメを記していたので(研究室)、強権的に止めさせた。 こんなことをやっていると、卒論提出日に遅れて(1分でも)提出が1年延びることになる。 仕上げたい…

「細雪」その2

レポのアヤーキーらしく(?)途中経過のレジュメだったけれど、前回の続きも含めて議論ができたので良しとしよう。 28日は「細雪」その3、軽い文章のタッチにまで議論が進めばいいのだけれど・・・

次回は荷風! で「風ごこち」

今回は朔太郎の散文詩(?)「魔法つかひ」、初めて読んだけど不思議な作品で、乱歩研究者のクリマン師範代にはピッタリのものだと感じた。 クリマン氏も知らなかった作品なので、取り上げてくれてとても有り難いと言っていた。 1年生のスズキちゃんが立派…

「咳屋」の咳ゼンソク

咳ゼンソクに罹ったことは記したけど、病院で吸入器を処方されて使っていたら、かなり納まったので心配しないようにネ。 完治することは無いそうだけど、吸入していれば大丈夫だそうだからネ。 原因は遺伝が一番のように聞いたけど、確かに叔父や息子が(小…

22日は井伏鱒二「鯉」

記すのが遅れて申し訳ない。 井伏文学はテクストが分かりやすいようでいながら、結構奥が深い、或いは深く読ませてくれるという印象を持っている。 別の言い方をすれば、思いのほか難しいかも。 レポがベテランのサッコ君と、切れ者の称号である「ハセガワ」…

黒田三郎のプリント

「死の中に」という題のテクスストを2種類、廊下の引き出し下段に用意してあります。 常時出席者以外で参加希望者は、学部生でもイチロー君に断ってくれれば参加できます。 詩の発表はなかなか聴けないので、余裕のあるヒトは奮って参加するべきでしょう。

21日は「細雪」の2回目です。

件名のとおり。

25日は黒田三郎

現代詩でも親しみやすい黒田三郎で、「死の中に」という作品を取り上げるそうです。 テキストのプリントは18日以降に、一橋大院生は6階の資料室へ、学大生は廊下引き出し下段に取りに来るように。2月1日の補講(休講は無かったかな?)は「近代絵画」全…

次回は漱石「坊っちゃん」論

いわゆる主人公を中心化しないで読むという画期的な論を取り上げる。 有光隆司氏の着想で、ルー小森もマネをしたものだが、もちろん有光氏の論を配布した。 出席予定ながらもプリントをもらい損ねたヒトは研究室まで。副査の大井田先生の卒論評価をいただい…

25日は現代詩   2月1日は小林秀雄「近代絵画」その2

前回レポ予定者が欠席したために不明だった予定が確定しました。 25日はキム君が現代詩を、2月1日は「近代絵画」からたぶんセザンヌを天馬空を行く切れ者(立教博士後期課程)が発表します。 詳しくは決まりしだい、この欄で連絡します。 飛び入りも歓迎…

次回は朔太郎「魔法使ひ」

最初のレポ案では「猫町」だったけれど、明治ゼミでやったばかりの作品を昭和ゼミでやるのは余りに挑発的だと思うので、ボクの一存で変更してもらった。(おまけに明治ゼミで発表したレポ二人が昭和ゼミの参加者だし。) 散文詩もいいが朔太郎は何と言っても…

次回は「浮雲」

次回と言っても明日なのだけれど、当方は忙しすぎるし、受講生のヤル気はイマイチだし・・・最近ヒノ君(仮名)も起きて聴いているから、記しておこうか。 学大に限らず低下するばかりの学生のレベルだけれど、ほんの一部でも意欲的な学生がいるとこちらも「…

前回の続き

タイヘン難しいことを、しかしとっても大事な東西の言語の差異(したがって文学の差異)を具体例に即して理解しようしているので、ガンバッテ脳を使ってもらいたい。 前回フランス語の半過去と複合過去を取り違えて説明してしまったことに、後から気付いたの…

太宰治「待つ」

小説として受け止めると評価が下がるかもしれないけれど、ジャンルにこだわらずに読めばスゴイ傑作だと思う。 意欲的なレポなので、どこがスゴイのかを解明してくれるように期待しています。

年賀状

新春(辛春 ?) 松竹に梅が続かず木瓜(ボケ)が付く 一茶ん (村松学長・大竹副学長のボケ・ペアを「いっちゃん」が茶化した川柳一句) 知られぬままでもいいものの、お報せせぬのも落ち着かず、セクハラ退治の武勇伝、一筆啓上仕り候。 生まれながらの問…

元気です!!!  原稿完成!

10月の近代三ゼミのアフターで呑んでいた際に、咳が止まらなくなり皆に心配かけたんだけどネ、その後も1・2度そんな発作があったものだから病院に行ったわけネ。 そしたら「咳ゼンソク」という診断が出たのネ、名前が「咳や」だからネ。 薬のお蔭で納ま…

8日は小林多喜二

「母たち」です。

新年は7日から   舞城王太郎

舞城を取り上げるというのだから、昭和ゼミのスゴサが如実に現れている(初めてではないが)。 お蔭で、顧問のイチロー君もベンキョーになります。 こういう新しい作家をやるにも、今年度は立教院からクリマン師範代が来てくれているので安心です(報酬ゼロ…