2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

7月2日は津島佑子(訂正版)

「水府」(「葦舟、飛んだ」ではない)という津島の代表作の一つで、テキストのコピーは院生控室に置いてもらいました。 最近のレジュメの残りも控室に置いてもらってます。前回は後半が特に刺激的な議論を聞かせてもらいました。 人数が増えたせいか、上級…

7月1日は梶井の「冬の日」論

表題の通り。

7月1日は川端康成(訂正版)

「生花」という作品ですが、レポのヅガザ君が食中毒で発表が危ぶまれます。 結局ジンマシンまで発症して、レポが務まらないとのことでした。 ツカサがジンマシンに罹って、ヅガザという表記になったしだいです。 皆さん、生煮えの肉には気をつけませう!

6月29日  学大国語国文学会   太宰治「トカトントン」

院修了生のカメヨン(亀山恭代)が3時15分から発表します。 学会の会場はS410で、終了後は学内の小金井ホールで懇親会、二次会は第二演習室、三次会は関谷研究室です。 イチローが学大赴任当時の昭和ゼミのゼミ長・土屋佳彦クンと森田譲、そして弁護…

28日は川端作品

太宰が終り、28日からはテキストが岩波文庫『日本近代短篇小説集 大正篇』になり、川端の「葬式の名人」を太宰嫌いなツカちゃん他1名が発表します。 ツカちゃんは大の川端ファンですから・・・期待できます(?) それにしてもよく選ばれたテキストだ!

27日は福田恒存

著名な「一匹と九十九匹」。

メタフィクション  

またまた更新を忘れていた、というより時間的な余裕が無いほど多事に追われている。 「道化の華」を例にメタフィクションを説明したところだが、ジッドや日本の他の作家のメタフィクションを紹介するつもり。 27日に「道化の華」があ終われば、「地球図」…

24日は野田秀樹

17日はタイヘン有意義なゼミだったけど、詳しく記している余裕が無いのでいずれまた。 24日は珍しく戯曲で、「贋作桜の森の満開の下」だそうで楽しみ。 長いけど戯曲だとスラスラ読めるので楽。 レポが、ついでに安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と…

25日は古山高麗男「セミの追憶」

18日の刺激的な発表と議論について記している余裕が無いので、落ち着いたら書きますが、来週は古山(安岡章太郎の盟友)の作品です。 「セミの追憶」のプリントを院生控室に18日のレジュメと共に置いてもらいましたので、各自取りに行って下さい。 タカ…

24日のテキスト  横光利一「厨房日記」

早坂・佐野ペアの労作は、例の所(研究室前のキャビネット上の3段引き出しの下段)に入れてあります。 テキストの論とはズレル作品ですが、已むをえません。 皆でテクストの読みを競って下さい!

24日のテキスト

「厨房日記」のプリントを6階の資料室に預けてあるので、各自取りに行って下さい。

20日は「道化の華」と・・・

13日は「ロマネスク」絡みでツルゲーネフと日本文学(特に二葉亭)の繋がりに話が展開し、「父と子」のバザーロフ(ニヒリスト)や「ルージン」(余計者)と「ロマネスク」の息子達との共通性を説いた。 二葉亭とくれば<言文一致体小説>の開発者として知…

18日は佐多稲子

11日の極めて充実した議論については機会を改めることにして(そうしないと作品の更新を忘れる)、次週は「香に匂ふ」です。 プリントは配布してありますが、途中で切れているのは続きはテキストにあるから。

20日は安吾「堕落論」

13日は中野重治「閏二月二十九日」、レポの近藤さんが健闘した。 中野特有の<論理>だけでヒステリックに押して行く論法の貧しさが、時代に戻してみるとそれなりに力(影響)を持ったことが推察できたかも。 コケの一念を貫く中野のアイデンティティの貧…

17日は太宰の「春の盗賊」

今日は江藤淳の「成熟と喪失」論。 この作品は吾ながらスゴク感心し、影響を受けた気のするもので、石原千秋氏も同様の感想を記していたのを思い出す。 樫原氏の論考も愉快で刺激的ながら、大塚英志や福田和也の江藤論も説得的で納得。 江藤の批評は単純で分…

次は芥川の「未定稿」

今日は横光の「南北」、ボクの提案を受け入れてもらった作品。 気になっていたけど、こんなにヘンな作品だとは・・・ それをレポ二人が全力投球で(?)料理してみせてくれて、ゼミを盛り上げ充実させてくれた。 鈴春ちゃんは名前の「霜」と現実の「霜」との…

アメフト・ラガーマン(?)ペアの発表!

ペアがどんな発表するのか、大きな心配と小さな期待で心配していたが、Bクンは結局間に合わずAクン一人の発表となりました。 Aクンはさすがに生まれて初めてのお使いならぬ発表だったので、袋叩きの感じながらもよく頑張った感じ。 先行研究に引き回され…

6月16日は中野重治「閏2月29日

今日は朔太郎の「日本への回帰」。 準備された発表を基に、有意義な議論。 来週は中野の批評。

6月11日は吉行淳之介

4日は島尾敏雄「出発は遂に訪れず」、レポ二人が善戦。 上級生達の突っ込みにも動ぜず、自分の<読み>を主張できていた。 それにしても島尾テクストは表現的で面白い。 ボクの大好きな梅崎春生のテクストの表現力には及ばなくても、島尾も読めるという感じ…

6月10日は江藤淳

3日は太宰の「八十八夜」論を取り上げました。 意外に樫原論がその後の論に影響しているので、原則的な論考は埋もれないものだという確認が得られました。 センちゃんが先行研究に依拠しながら両義性に至りついた論を展開できたのは当然ながら、テイ君が期…

6月10日は横光利一

3日は安部公房の「友達」の力作発表と議論を楽しませてもらいました。 先行研究をなぞる程度かな、と予想していたものの、マンジュとツカサ君が刺激的なレジュメを切ってきました。 ボクも含めて「気持悪い」という感想の多かったテキストでしたが、マンジ…

6月3日は安部j公房「友達」

更新し忘れていて、タイヘン申し訳ありませぬ! 昭和ゼミのメーリスでは報せてあるのだけれど、ゼミ員以外で参加を希望するヒトには情報が遅れました。 小説「闖入者」の戯曲版なので、読み比べておくとより高次の楽しみが味わえる。 新潮文庫『友達・棒にな…

6月3日は「八十八」論

またまた更新し忘れていて、申し訳ありませぬ! 複数の曜日の授業を更新すると、全部更新した気になってしまうようでボケの更新ならぬ亢進のため。 ボクのせいではなく、ボケのせいなので悪しからず。 前回の感想も記せぬままで、これも済みませぬ! 太宰だ…