2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大川武司  『村上春樹と1980年代』  『学芸 国語国文学』記念号

桐原の教科書編集の仕事を主に生活していたので、預かった修論(一橋大)の一部・私設研究生の「卒論」(レポート)・学大院生のレジュメ3種をチェックする余裕が無かったので、ボチボチ読んでいるところ。 前から『学芸 国語国文学』の退職記念号に寄せて…

合宿のテキスト(増補版)

卒業生の合宿については何度も案内したと思う。 昨年合流した学部生も二人加わりたいと言ってきた(学部の合宿にも参加するという条件はクリアしている)。 今日テキストが決まったのでお報せします。 合宿二日目の8月10日夜に、川上弘美「神様」をやりま…

漫画や本あげます  「キャプテン翼」 (増補版)

何度も記すように家内を片付けている(ジャミラを殺すという意味ではない)のだけれど、中には息子の独身時代の荷物も残されていてタイヘンな思いをさせられている。 段ボール2箱に漫画が入っていたので連絡したら、いくつかのシリーズは送って残りは売って…

お勧めテレビ番組(1)  丸山真男  司馬遼太郎

退職記念号のあの写真の撮影者でもあるイチロー・ファミリー「釣り部長」のユウ君から、イチロー芸人説にいたく納得したというメールが届いた。 その話題をくり返す気はないが、ユウ君のもう一つの感想を取り上げたい。 NHKのEテレ、毎週土曜夜11時から1…

桐原書店・高校教科書

退職すると時間にトテツモナイ余裕ができる、と勘違いする向きも多いだろうと察している。とんでもネエ! 例えばこの数年間ご恵贈いただいた著書の礼状を書かねばと思いながら、果たせずにいるのが一番の気がかり。 頂戴した時に一部を拝読して(勤めている…

アーミッシュ  フクシマ  ジャミラ 土光・経団連会長 (増補版)

最初はテレビでだったか、アーミッシュの存在を知った時の驚きといったらない。 20世紀(存在を知った時)の時代に18世紀の生き方を貫いている集団があるのだから、ビックリしない方がオカシイ。 多摩の山奥で(?)個人的に敢えてガスや電気も使わずに…

13日のゼミ  矢野利裕  町田康

すぐに記しておかないと、また忘れてしまうので昨日のゼミについて。 矢野クンの町田康論だから「想定内」の面白さ、或いは「想定」を超える刺激的な議論を聴かせてもらった。 このところ子育て(昨年第2子誕生)に励んでいたので、実に久々の登場だったオ…

100分de名著  奥本大三郎  「ファーブル昆虫記」

「100分〜」はイイ番組だが、石井さんの「遠野物語」が終わったと思ったら、今度は奥本さんの「ファーブル昆虫記」だというので思わず苦笑してしまった。 ファーブルは、重要な読書体験として吉本隆明が資本論と共に上げていたので、個人的にも「気になる…

日本酒  久保田「菱歌」

前回のブログでチョーうまいヨーグルトを持参することは記したけど、酒のことを書き忘れてしまった。 明日参加予定のヨリコさん(埋もれていた川端の作品をたくさん発見したツワモノ)が3月の集いの際に贈ってくれた美味しそうな日本酒(ビンに名前を記して…

イチロー先生は芸人です

一昨日のブログに記したが、矢野クンに見抜かれたようにイチロー君は、浅田彰センセイが言う意味で紛れもなく「芸人(道化)」です。 繰り返すと、《メタ・レベルとオブジェクト・レベルの両方に足をかけているという事実をやすやすと受けいれ、それを笑いと…

矢野クンの論文

ヒグラシゼミが近づいているので、急ぎ新たな情報を流します。 矢野クンの評論の方は、新人賞を取った『群像』6月号だと記したけど、研究論文として(彼の場合、評論と差異は無さそう)『学芸 国語国文学』第46号(すなわちイチロー先生退職記念号)に「…

夏合宿

8月9〜11日の合宿について記したら、早速返事をくれた卒業生もいたけれど(あいにく日にちがいつも通り8月初旬だと思っていたので参加できないとのこと)、まだ意志が確認できない卒業生もいて困っている。 一泊7000円なのに豪華な料理でモテナシて…

プロ野球 その2 ( 巨人の菅野  オリックス  広島 )

あまり長い間「下書き保存」のままにしておくと、その後の書き込みができにくくなるのかな?(パソコンの気持は人間よりも測りがたい) 野球について書いていると、つい長くなるから途中で切る方が読み易いだろう。(とはいえ、これ以上長々と記してはいられ…

プロ野球( 日本ハム  栗山監督  大谷翔平  デーブ楽天監督  沢村一拓 )  その1

年金生活者の「天国と地獄」について、家族向けに文章化していたので、ブログを記す余裕を楽しむのも久しぶりな感じ。 授業や学生のための時間に追われることなく(今も学生・卒業生の要求しだいで腰軽に応じているが)、自由に時間を過ごす「天国」について…

香西秀信  宇都宮大学国語教育学会 

昨年、身近で惜しい人間を二人ほぼ同時期に喪い、心に開いた穴を埋めるべく二人のことを記しとどめておこうと思いながら、果たせぬままなので気持が落ち着かない。 その一人の追悼を兼ねた学会が、5月3日に宇都宮大学(私が1982年から10年勤務した大…

『叙説』黒田如水特集号  石川巧  原卓史  小林秀雄論  高橋昌一郎  森本淳生

退職後の楽しみの中心は何といっても買い溜めた本を読むことであるが、中でも今まで拙稿を重ねてきた文学者にまつわる他の著者の本をジックリ検討しつつ自照・自省ができればと期待している(案外マジメなイチロー君)。 現在、大河ドラマで話題沸騰といった…

学大国語国文学会報告

この日は例年、内田道雄・山田有策という近代文学の両巨頭と、近代以外でも宮腰賢という気心の知れた方々とお会いできるのが楽しみだったのだけれど、雨のせいもあってかこのどなたにも会えなくてガッカリ。 内田氏は早々といらっしゃって近代文学のレジュメ…