2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

学会案内  佐々木幹郎  林淑美

5月30・31日に日本近代文学会の春季大会があります(場所は東大駒場)。 会員でなくても自由に参加できるので、興味がある発表を聴きに行くことを勧めます。 30日は2時から「震災後にうたうこと――日本詩歌の可能性と不可能性」というテーマで3本の…

三好文子を不良オバサンにする会

23日は毎年継続している、師匠・三好行雄の命日(20日)の集まり。 墓参の後でご自宅で深夜までの「献杯」というのが恒例。 数人が公私にわたる支障があって、今回は10名超の参加。 昔は奥様の手料理を味あわせていただいていたが、数年前からはワカ(…

パーヴォ・ヤルヴィ(N響)

「聴く」コーナーは書きたいことがたくさんありすぎて、いちいち書いているヒマがない。 N響一つとってもノセダの「運命」について書けないままでいたら、今度はヤルヴィが常任になってビックリして喜んでいるうちに、また紹介できないままになりそう。 時の…

三島由紀夫「近代能楽集」論  『三島由紀夫研究』(鼎書房)  田村景子

とはいえ書き上げたばかりの拙論の話ではない。 掲載される『現代文学史研究』第22集は5月末に出るとのこと、購買希望者は以下の所に直接申し込むと早い(たぶん定価は1000円)。 215−0027 川崎市麻生区岡上125−4 現代文学史研究所今回記…

高木仁三郎  前橋高校  小栗康平

以前この欄で、数十数年前に竹内という名の物理学者が原子力発電の宣伝のお先棒を担いで、「私は地震が起きたらこの発電所の中に逃げる」と断言するほどの醜態をさらしていたことを記した。 その時に命がけで原発に反対している学者がいたことも指摘したもの…

川上弘美「神様」論

近々出る『現代文学史研究』に三島由紀夫「近代能楽集」論を書いたので、前号の論を解禁してもいいだろうと判断して公開します。 川上弘美「神様」の読み方・教え方――松本和也氏の論考をたたき台にして 関谷一郎川上弘美の作品も論じるに値する研究対象だと…

東女・キムケン

ヒグラシゼミの発表希望者がいなかったので5月は東女の近藤裕子博士が主催するキムケンに合流した。 ヒグラシの常連が3人(1人は発表者)と、イチロー・ファミリーの懐かしいメンバーであるオッチャン(学大博士の韓国留学生)も参加していて嬉しいかぎり…

相撲観戦のススメ  佐田の海!

昨日・今日と広島カープ(大昔にはカープスと複数形を間違えていた時期もあったというのも面白い)が巨人に負けたので不愉快だから相撲の話題にした。 最近はとっても面白くなっているから是非「観」戦を勧めたい。 研究室では相撲ファンはヘイカとリューマ…

石原慎太郎、死ぬべし!  「異邦人」論争

買ってきたばかりの『三島由紀夫研究』⑦「近代能楽集」特集号を読みながら広島・巨人戦をテレビ観戦していたけれど、コマーシャルになると「路線バスの旅」宮古島編を見ていた。 マエケンと菅野(甥っ子に似ているので巨人入りを許している)の投げ合いはこ…

溺れる者は鍋(安倍)でもつかむ  情けない日本人

言葉についてのコーナーを設けたつもりでいたものの、未設定だったので急遽ドロナワ的に。 特に紹介したくなるのは朝日新聞の読者のコラム欄「かたえくぼ」。 例えば保存してあるもので、「北陸新幹線開業」という題で(3月18日)。 ふるさとは・・・隔世…

『現代文学史研究』  ジャマネとジャミラ

三島由紀夫論は『現代文学史研究』という同人誌に掲載されることは記したよネ。 今、最終ゲラのチェックをしているところなんだけどネ。 この雑誌は事務局長である野中潤さんが中心となって支えていてくれるお蔭で続いているのだけれど、今回ゲラのやり取り…

ハリウッド白熱教室?  引喩?

ハリウッドだったかどうか定かではないけど、NHKのEテレの金曜夜11時からの番組で「白熱教室」というのはご存じでしょ。 先週だったか、番組内容じゃないのだけれど、同時通訳(?)がいかにもオカシイと気になったままなので、詳しい方がいたらご教示下さ…

大岡昇平「俘虜記」

ヒグラシゼミは5月の発表希望者がいなかったので、3月に4回もやったこともあり5月はお休みです。 代わりに東京女子大のキムケン(木村敏研究会の略で近藤裕子ハカセが主催)に合流しようと思います。 といっても、ボクが聴くのは2人発表の後半のリョー…

石井正己の「遠野物語」注釈   松本和也の昭和文学史

歴史に残る貴重な著書を2冊落掌して感銘を受け、早速紹介しようとしながらも(三島論執筆等のため)1週間以上経ってしまった。 稿了したとはいえ、まだ引用チェックや推敲などの作業中なので、簡略ながらの紹介を。 石井正己といえば日本を(ということは…

ランボー訳は小林秀雄のものだった?

前に書いたブログ記事を確認しようかと思ったけれど、それが引き出せないので記憶で記します(とかく機械は私を拒否する)。 朝日新聞に鷲田清一さんが「折々の言葉」という連載をしているけれど、読まずにいたら「地獄の季節」の有名なフレーズ「ときが流れ…

三島論、完成!  画期的な論です!

ご心配いただいた(?)三島由紀夫論がやっと完了しました。 「近代能楽集」全編を論じたもので、総字数2万7千字になりました。 A4の紙にプリントしたら21枚ほどになりました。 能楽集としても前代未聞画期的なものになりましたが、三島由紀夫のテクス…

5月の予定

4月に参加した中に5月の発表希望者がいましたが、無理だと伝えてきたので代わりの発表者を求めています。 5月は学会も多く、イチローの公私の用件も土日に重なっているのでゼミができる日にちは限られますが、遠慮なく希望を伝えて下さい。

稚アユ(?)大釣り!

恒例の大洗稚アユ釣りも10年以上の歴史を積み重ねてきた勘定になる。 場所は那珂湊に、時日も5月連休から4月に早まり、昔は参加していた宇大卒業生の子供たちも参加しなくなって全体が高齢化しているけれども、ますます楽しさを増している印象なのは余生…

 釣りだ!

4月25・26日の釣行前に記したままで「下書き保存」してあった記事を見つけたので、釣果を報告する前にどうぞ! 釣りに行くと、海のお蔭か、それ以上にファミリーの皆さんとのひと時で癒されるのか、気持がスッキリして書かなくても済むようになるのだけ…