2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

津島佑子「黙市」  小森陽一  千石英世『異性文学論』

演習で取り上げるというので、改めてジックリ読んでみたら川端康成賞(年間の最良短篇に授賞)に価する充実した質量の作品だった。 津島佑子を、そして「黙市」について発表するという留学生がどこまで分かった上で作家・作品を選んでいるかは不明ながら、結…

豊田真由子三たび?  下村博文再び  福島民江(深代民江)三たび?

もう聞けないかな? と思っていた豊田の「ハゲ〜〜!」がまた聞けて、またまた爆笑! これだけ笑えるのだから、いっそCD発売すれば売れると思うのだけれど、どうかな? アメリカでは昔オンチの老婦がクラシックの曲をハナから外し続けているのをレコード発…

豊田真由子再び  稲田朋美再び  安倍晋三再び  細田博之  小池百合子  「笑×演」  円城寺あや

豊田真由子が属しているという細田博之総務会長の派閥代表として、細田が豊田を弁護(?)する記者会見などするものだから、テレビニュースでまたまたあの「ハゲ〜〜!!」という声を聞いて笑いが止まらなかった。 そっとしておいて「ヒトのウワサは75日」…

学大国語科の学会  疋田雅昭先生の充実した講演

他に3つほどの近代文学分野の学会と重なったせいでもなさそうながら、参加者がチョッと少な目に感じたのは淋しい。 ウッチー(内田)先生も指サック(山田)先生も共に欠席というのはさらに淋しいと思っていたら、指サック先生は講演直前に現れたので期待し…

太宰治「竹青」

豊田真由美のあまりのオモシロさに浸っているうちに(?)授業の感想を記すのを忘れてしまった(24日の学大の学会の準備もあったけど)。 チンさんの発表は中国人留学生らしいもので、原典の「聊斎志異」との比較を通じて太宰作品の特色をあぶり出そうとし…

学大学会懇親会  ヒッキー先生

久しぶりに(?)ベンゾー(石井)先生が参加していて嬉しかったけど、発表会の時よりさらに教員数が減ったのは淋しい限り。 近代文学分野では昔から毎年現職全員参加して先輩(退職教員)をお迎えしていて、ボクの退職後もその「伝統」が守られているけれど…

「高島礼子・日本の古都」  磯田道史  梶本晃司  忍者

BSーTBS金曜夜10時からの「高島礼子・日本の古都」も好きな番組なのは、昔のキャスターがむさ苦しい男だった(?)のに麗しい礼子さんに代ったせいもあるけれど、やはり歴史が好きだからだろうナ。 でも解説者によりけりで、梶本晃司というジジイの時…

豊田真由子(その2)  安倍晋三  深代民江と進藤栄吉

先ほどは腹が減ったので(皆さんの昼食時間がボクの朝飯)言いたいことを残して中断している間に、都議選公示の話題やら、海老蔵の麻央夫人が無くなった報知やら、前川前文科省事務次官の記者会見第二弾があったりで、豊田真由子や安倍晋三にとっては話題が…

豊田真由子はオモシロ過ぎる!  田嶋陽子  片山さつき  丸川珠代  安倍晋三

あまり新しいネタは取り上げないようにしているのだけれど、豊田真由子の件は早くも離党届を出させて安倍晋三がもみ消しを急いでいるので、話題としても薄くなるなる前に記しておきたい。犠牲者には失礼ながら、豊田真由子の怒りの絶叫には爆笑途切れること…

学大国語科学会(補足)

大堀剛クンの中島敦「山月記」論は、14時05分〜14時35分 ヒッキー先生の講演、佐藤春夫「美しき町」論は、16時30分〜17時30分

幸田旅館、補遺  新しい畳(幸田旅館)と腐って沈み込む畳(にい釜)

幸田旅館で用意してもらった部屋に入ったら、畳が新品だったのビックリ! 思わずイグサの香りを深呼吸してしまったが、まさに「畳と女房は新しい方がいい」を実感したものだ。 先日淫行で逮捕されたバカタレ(ント)とは違って、若ければイイとは思わないけ…

学大国語科の学会  6月24日  疋田雅昭先生の講演  大堀剛クンの研究発表

恒例の学大国語科の学会案内を記したつもりでいたけれど、まだだったかな? 今週末の土曜午後1時からC棟2階 C201教室 大堀剛クンの中島敦についての発表があるヨ。 ヒッキー先生の講演もあるので聴きましょう。 できれば終了後の懇親会にも参加しまし…

ユウ君、独り爆釣!  好事魔多し?

館山でシロギスが上がっているという情報が入っていたので、期待して乗り込んだ。 作家センセイのカネシローが急な仕事が入って不参加だったので、ユウ釣り部長とアマッチ呑み部長の3人で乗り込んで現地のハチ夫妻と合流した。 早朝7時からユウ君と釣り始…

NHKハングル講座  桜井玲香

これも館山に向かう車中での話なのだけれど、今年度のNHKハングル講座の学生役は何と乃木坂46の(センター?)桜井玲香だとユウ君に伝えたら、ユウ君はハングルは途中からでも学習できますかネ? という反応。 AKB以来この手のグループに目が無いユ…

安倍晋三はでんでんか?  漢字が読めないのは麻生太郎ばかりではない  「かたえくぼ」  やくみつる

今回の釣り部で館山に行く車中で、昔から毎回運転を担当してくれているユウ君から、安倍晋三が国会答弁で「云々」を「でんでん」と読んだと教えてもらって想定どおりのバカだったの失笑、しばらくの間笑いが止まらなかった。 (でんでんという名の役者もいる…

美酒美肴(びこう=おいしいサカナ)  館山「にい釜」=最悪、幸田旅館=最良!

前回の釣り部後の呑み部の際にフニャ君が差し入れてくれた久保田百寿の樽酒1升ビンを、フニャ君のご意向に沿って自家で呑ませてもらっていたものを、手許の4合瓶に詰めたら辛うじて満杯に近い分量だった。 それでも男4人で(正確にはボクは遠慮したから3…

宿の変更

明日からの土日は館山で釣り部、幸い雨は降らない(少なくとも土曜は)ようなのでワクワクしている。 久しぶりにシロギスがたくさん上がっているという情報もある。 定宿の北見が鋸南地区の釣り大会のために利用できないので、館山地区の宿に変更。 釣りと呑…

吉田修一(その2)  志賀直哉  次男坊の文学

志賀直哉で修論を書こうと考えている留学生が、巴金と志賀とを「次男坊の文学」として括りながら論じると言うので、志賀を次男坊として位置づけるのは無理だという私見を伝えた。 彼女が参照した、志賀文学を次男坊と理解する先行論を読んでみたけれど、やは…

読売新聞は政府広報紙  日本人の公私混同  チンケな菅官房長官

今日の授業報告をと思ったけれど、最近はお勉強ネタばかり続いているので違う話から。 読売新聞がほとんど政府広報並みの記事を書き続けているのを見て、とうとう露骨に正体を見せ始めたナと感じている。 二代目らしい視野の狭さのまま暴走する「お坊ちゃま…

吉田修一  ハルキとの差異  又吉直樹の小説

授業の感想を書く前に、メル友の大先輩(文学専門ではない)から吉田やハルキなど最近の作家に関するメールを頂戴したので、その返信をそのまま載せて授業の感想代りとしたいと思います。 (○○はお名前を伏せたものです)吉田を選んだ留学生の発表によれば、…

17・18日、館山で  夏合宿予定

天気予報では雨が降らない模様なので(安心はできないけど)、週末の釣り部活動は実施できそう。 宿は北見を予約する予定ながら、釣況が不明なので何が釣れるやら釣れないやら。 常連の仲間も仕事で参加できない人もいるので、今回は少数での部活となる。 も…

豪華ケンラン!

昭和ゼミ伝統(?)の金麦を用意したけれど、貧相な呑み部となるイメージを裏切った豪華な差入れが重なり、酒も肴も美味しいものばかりで日常性を超えた愉しみとなった。 呑み部からはユキオちゃんと仲良しのヘイカのご光臨もあって一際盛り上がった。 恩賜…

ジッドの「純粋小説論」

頭を使い過ぎたか、疲れてゼミの報告が遅れてしまった。 ユキオちゃんのレジュメが十数枚の大部のものだった上に、ツクホーシを中心に突っ込んだ質疑が重ねられたお蔭で、極めて充実したゼミとなった。 体調が万全でなかったミチルちゃんが久々に参加し、初…

千田洋幸「或る女」論(その2)

千田さんの話を続けるという意味での「(その2)」というより、千田さんには他にも「或る女」論があることを付しておきたいということがメイン。 今日(9日)例によって国分寺の内科に行って血圧と喘息の薬をもらった後、いつものように学大に寄って寄贈書…

7月の予定  泉鏡花

明日の10日は6月の定例ゼミですが、7月の予定は以下の通りです。 7月9日(日曜)2時〜 (土曜ではないので注意) 東京学芸大学国語科第一研究室 泉鏡花「小春の狐」(ちくま文庫『泉鏡花集成』第7巻など、青空文庫でも読めます) レポーター イー(…

「小僧の神様」  吉田修一

野口武彦と関谷一郎の優れた論が先行するので、この作品で何か言おうとするのは困難だろうと心配したとおりの結果となった。 留学生が先行研究をよく集めていて、その中から三好行雄師のものを引用していたのはチョッと驚き。 学燈社だったか大きな文学アル…

千田洋幸の「或る女」論

法政大の留学生院生が「或る女」論で修論を書くというので、多忙な専任教員のお手伝いで助言することになった。 「カインの末裔」はじめとする有島の短篇は大好きだけど、「或る女」は入りにくくて通読できたためしがない(その手の小説は「夜明け前」を筆頭…

暗い・ツライお話しです

6月の第一日曜は上野忍岡高校定時制の同窓会、といってもボクが担任した2つの学年(特に2度目)のクラス会が中心となって他の学年に声をかけている。 退職して35年ほど経つので、皆55歳以上なのでお互いの加齢ぶりに驚き・笑いをくり返している。 今…

ブリューゲル  ボス  「バベルの塔」

毎年恒例の定時制高校の同窓会の会場が鶯谷なので、いつも上野の美術館に寄ってから参加している。 今年は「バベルの塔」展を観てきたけど、予想を遥かに超えて面白いのでおススメ! 同名の作品をウィーン美術史美術館で観たので今回の絵はスルーしようと思…

ひつじ書房(続き)  亀井秀雄  山田夏樹  千田洋幸  バフチン  矢口貴大  望月哲男

『文学研究から現代日本の批評を考える』には贈呈してくれた柳瀬善治・山田夏樹両氏以外にも優れた筆者がたくさん論考を寄せていて、名前だけ見ているとワクワクするものの、残念ながら論文名の半分はサブカルチャーの話題なので取っ付きにくい。 冒頭の中村…