2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

情報化社会のスポーツ競技

クリマン先生の影響でもあるまいけれど、けっこうサッカーの試合を観るようになっている。 野球と違って困るのは目が離せないこと、野球だと本を読みながらアナウンサーや観客が騒いだ時に画面を見れば済むのにネ。 ポーランド戦の駆け引きについて、ご年配…

ジャミラ論?

前にジャミラについての記事を楽しんでいるというサオリン(元昭和ゼミ長の女性)の期待を記したけど、その後も地方国立大学の教員のN君からもジャミラネタを楽しみにしているという希望が寄せられた。 つい最近ではボッチが職場のジャミラ的存在に激しいプ…

二代目はゴロツキ  穴田陽一  安倍晋三・麻生太郎

つかこうへいの作品に「二代目はクリスチャン」というのがあり映画化もされたようだけど、この二代目はヤクザのこと。 喫煙問題がらみで先般国会でガン患者を暴力団並みに脅した穴見陽一という品のない低能児は、地方の大手のファミレス創業者の「二代目」な…

7月のエントリー

誰かが7月の発表希望を打診してきたような気もするのだけれど、ボケ進行で自信がない。 該当する人がいたら、至急連絡下さい。 いてもいなくても、7か8月に発表する意志のある人がいたら、これも至急(特に7月)連絡下さい。 ただし7月開催の可能日は、…

学大学会の懇親会  産地直送のビワとプラム

ヒグラシゼミでも3回ほど発表してもらった一橋大博士課程の西村クンのお母さんが、実家の小豆島に帰省先から庭に実ったという甘いビワとプラムを沢山送って下さったので、プラム中心に5パックほど持参して皆さんに味わってもらった。 大井田研究室でのイー…

東京学芸大学国語国文学会  鏡花「甲乙」論

イー君の本番の発表、ボクは寝過ごして最後の所しか聴けなかったけど、だいぶ刺激的な内容と受け止められ、多くの質問・意見が寄せられたのを聞くことができた。 「二人の芸妓」などテクストだけでは読み切れない問題はスルーして、イー君が読み切れた自信の…

「らららクラシック」  スティーヴ・ライヒ

今朝の朝日新聞のテレビ欄を見て驚いた。 何と「らららクラシック」でライヒを取り上げるというのだから。 あまり演奏されない作曲家だから知らない人も多いだろう。 知っていても好きだという人も少なかろう、何せ同じフレーズをくり返し奏でるだけなので飽…

佐藤春夫「西班牙犬の家」

立教大院の修了生で博論執筆中の栗田卓氏を、今年度初めてのゲストにお迎えした。 30数年間一貫して院の授業は外に向かって開き、外部からゲストを迎えてお互いの刺激にしてもらってきた(昨年度は2人)。 栗田氏はフェリス女学院大学などの授業でこの作…

地震と文学  吉田恵理  千葉俊二  磯田道史  石井正己

申し訳ないながらあまり学会誌を読んでいるヒマがないのだけれど、『日本近代文学』の最新号(第98集)にエリちゃん(吉田恵理)の「辺見庸『眼の海』−−わたしの死者たちに」という論が載っていたので、間もなく読み終るところ。 ヒマ無しの身分ながら読ん…

カミュ「ペスト」  「100分 de 名著」

だいたい観ている番組だけど(月曜夜と水曜早朝と昼時)、今回(とはいえ半分終わっているけど)はアルベール・カミュなのでおススメする次第。 カミュといえば「異邦人」で、在職中でも時々読んだという学生がいて嬉しかったものだけど、「ペスト」を始め「…

是枝裕和監督「そして父になる」   バッハ「ゴルドベルク変奏曲」  グレン・グールド

今夜9時半からフジテレビで放映。 以前テレビで観た映画なので、途中10時から1時間はBS-TBSの「諸説あり!」で「薩摩最強伝説〜戦国編」に浮気しながらも、最後まで観た。 この映画のリリー・フランキーが役になりきっていない印象だったので、「万引き…

漱石「倫敦塔」

留学生のコウ君が果敢にも漱石の読みにくい作品に挑んだ姿勢に敬意を表したい。 今どき日本人でも漱石研究にチャレンジする人が稀な中で、この姿勢は評価できるということだ。 しかし結果が思わしくないので、今後いっそう励んでステージを上げてもらいたい…

意外に充実

雨天と鏡花のせいか、ゼミ同様で5人だけの部活だったので、1人当り充実した飲食だった。 何よりトミーが故郷の名産である武田ワイナリーの赤ワインを差し入れてくれたので、言うことなしの気分。 ちょうど自家用にカマンベールを買ったのがカバンにあった…

鏡花「甲乙」

期待を超えてずっと面白かった。 鏡花は読みづらいこと限りなし、なかなか作品世界に入っていけないので時間がかかる。 苦労した割には論が面白くない場合が多いのだけれど、イー君のは刺激的で退屈しなかった。 詳細は23日の学大の学会で聴いて欲しいけど…

松本清張「菊枕」  3つの研究法

昨年の1年間、授業に集中できない「困ったさん」の[T]さんだったけど、聞けばそれなりの事情が無いわけでもなかった。 今年は授業態度がだいぶ改まったので期待はしたものの、授業時間が迫ってもレジュメ原稿を打ち続けていたので途中でもいいからすぐにプ…

7・8月の予定

6月は休部で7月7・8日(土曜泊)に館山に行きます。 現在男のみ7名の参加が予定されてますが、まだまだ追加も可能です。 参加希望の方はイチローまで連絡下さい。夏合宿は8月4〜6日(日・月の2泊)です。 こちらも希望の方はイチローまで。

ヴェルディ「ドン・カルロ」  BLの世界  「らららクラシック」

明日(木曜朝1025分から)Eテレの「らららクラシック」の再放送で「ドン・カルロ」を取り上げるのだけど、あまり面白みを感じないオペラながらこれをBLの視点から読み解いていて笑わせてくれる。 元AKBのメンバーとかいう子もゲストに出演していて面白が…

放送大学「日本美術史の近代とその外部」  稲賀繁美

以前にも紹介したけど、美術の話題なら絶対おススメの番組があり、今ではボクの一番の楽しみで「英雄たちの選択」よりワクワクしている。 月曜夜11時15分から稲賀繁美という人が解説したり、ゲストへインタビューしたりで共に刺激的で教えられることばか…

プーシキン美術館

3日に恒例の上野忍丘高校定時制の同窓会があったので、その前に東京都美術館に寄った。 国立新美術館のルーブル美術館の企画も面白そうだったけど、ルーブルは1日かけて観たことがあるので(それでも観きれない)、未知のプーシキンの方を選んだ。 モロゾ…

清岡卓行「鯨もいる秋の空」

清岡の詩はともかくも、「アカシアの大連」でデビューした時には小説は読むに耐えないものと決め付けたものだ。 学部生だった当時は『文藝春秋』で芥川賞受賞作品を読んでいたものだけれど、選評で三島由紀夫までが褒めていたのに違和感を抱いたのを覚えてい…

是枝裕和、その2

6月10日夜8時半からBSフジで是枝監督の「海よりも深く」という映画を放映するそうだ。 最新作の「万引き家族」はもちろん「海よりもまだ深く」も観てないからとても楽しみ! 是枝映画は《家族》をフィクショナルなものとして捉えるというのが基本線だと…

是枝裕和

ボクからしても当然のごとく、カンヌでパルムドールを受賞した是枝監督については何度か書いた気もするけど、『青銅』の自分の退職記念号に是枝さんのスゴさについて書いた時には、こんなにエライ人とも思わなかったナ。 それはともかく、たった今BSフジを…

東京学芸大学国語国文学会大会

6月23日午後1時〜 学大C棟2階・C201教室 各専門分野から1本ずつの研究発表があります。懇親会が6時から第二むさしのホール第二食堂一階であります。 研究集会に間に合わない人も、懇親会で会いましょう。

昭和文学会・春季大会

6月16日(日曜)午後12時10分〜 東京女子大学(西荻窪駅から徒歩12分) テーマ「東アジアの日本文学研究の可能性と課題」 3つの会場に分かれて中国・台湾・朝鮮半島における日本語文学の研究について、発表や公演・シンポジウムが企画されている。…

6月の予定

6月10日2時〜 学大第一演習室 泉鏡花「甲乙(きのえきのと)」 @ テキストは青空文庫など(紙のフツーの文庫には収録されていません)。 レポ イー君(今藤晃裕・学大院修了生)

ベルギーの発泡酒  ルッコラの花  ヘイカ恩賜の缶詰

何年ぶりかで姿を現したトモチン(立大院修了生)がゼミ部から参加したけど、珍しいベルギーの発泡酒をツマミとともに差し入れてくれた。 トモチンは立教在学中から昭和ゼミに参加して研究室にもよく出入りしていたツワモノで、ゼミ合宿にも参加していたほど…

横光利一「マルクスの審判」  研究を持続する意欲  横光嫌い?  学会からの脱会

志賀直哉「范の犯罪」のパロディと言い切りたい作品だし、そうでなければオソマツ過ぎる仕上がりの愚作だと思う。 そんな作品をマンジュが取り上げた蛮勇に敬意を表しつつ、発表と議論を楽しんだ。 先行研究など無いと思っていたらけっこう揃っていたのに驚…

近代文学会春季大会  市川遥さんの井伏鱒二論  聖心女子大大学院  木村陽子  法政大学大学院

2日目はわざわざ出かけるほどの興味を覚えなかったのでヒグラシゼミを入れてしまったけど、1日目は井伏鱒二など関心があるので出かけた。 市川遥さんの井伏「遥拝隊長」の発表はメタファー読みで面白かったのだけれど、「びっこ」やキチガイという差別語に…