2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
朝日新聞11月27日に、阿部和重がトランプの時代を「本格的な情報詐術時代」として論じているヨ。ボクは数冊ゲットしたまま未読の作家ながら、蓮實重彦さん始め高く評価され若い皆さんからも支持されているようなので、情報として伝えておきます。内容は…
今日はお仕事で新宿に言った帰り、デパートのレストラン街でパッチンと会食したヨ。スケバン女子だったから改めてスケパッチンと呼んでもイイけど、学大の臨床心理学の修士を出た後にお茶大博士課程に進み、昨年度博士号を取得した(今年3月)。意欲と時間…
前もってメールもらっていたのだけど、紹介した『万葉ポピュリズムを斬る』の著者・品田悦一さんが上代文学会代表理事として、イタリア学会会長・藤田道夫さんと対談した記録(たぶん一部)が朝日新聞(11月24日)に載ってる。品田さんによれば、100…
NHKBSプレミアムで予告編を見かけてとても期待していたけれど、見終ろうとしている今の印象は全然スッキリしない。いろいろなものを混同したまま進行していくので、「?」を抱いたまま納得できないまま終ろうとしている。人間が「意識」よりも遥かに大…
タローさんが明かしてくれたのだけど、エッセイにはスズキロクという漫画家(?)が「のん記出張版~豊泉堂で初めてのハリ~」という体験記を漫画に描いている。ハリ治療は誰しも初めては怖いものだろうけど、その気持がとても良く描かれている。絵が上手い…
このところやたらと三島の特集めいたものが目につくと思ったら、今日が50年前の三島事件の日だったのだネ。事件について勝手なことを言うヤカラが多い中で、島田雅彦と平野啓一郎の発言は真っ当で聴くに値する。今日のニュース番組でも、「未だに事件の意…
発表者のクリマン君が、参考文献を送ってくれた。 中川成美さんの「視覚性のなかの文学ーー江戸川乱歩「鏡地獄」の世界」という、『日本文学』(2011年4月)に掲載されたもの。 まだ読み始めたばかりだけど、いかにも中川さんらしく冒頭からベルクソン…
梶井基次郎の研究者というイメージの古閑(こが)さんが、(鹿児島純心女子大学)退職記念号を出版したので紹介したい。 目次を見て驚いたのは、寄稿している研究者がスゴイのだネ。大野祐治・押野武志・山本亮介といった面々は論文で実力十分なのは周知だし…
紹介したタローさんの本に、アトピーにも対応しているとあったので、まさか鍼灸でアトピーが? と思って質(ただ)したら以下のような説明としてくれたヨ。タローさんが信頼できる鍼灸医だということが伝わってくると思うので、コピペしておくヨ。アトピーに…
忘年会には重ならないことがハッキリしたので、日にちが決まりました。 12月19日(土)3時~(2時から変更) ヒッキ―研究室+オンライン 江戸川乱歩「鏡地獄」 発表者 クリマン君(立教大オーヴァー・ドクター) @ テキストは以下のとおりですが、詳…
前に署名だけ紹介した本をチョッと覗いてみた。面白そうなところと思って「車善七」という新聞連載小説についての叙述(評伝だから論とは記さない)を読んだのだけど、(直前の「廻る因果」という連載についての叙述と同じく)むやみと複雑なストーリーを簡…
既に補足・訂正した記憶もあるのだけど、先日のゼミで美術作品「ピエタ」の構図をボクが勘違いしていた問題だ。このところ一段と己が記憶に確信が薄れているので、ブログに記したのか誰かへの返信メールで訂正したのかが覚束ない。両方ともたくさん書いてい…
千田さんの近著を紹介していて、「山月記」論についても記すと予告しながら気付けば1ケ月、千田先生の「山月記」論を早く知りたいと期待していた学大卒の皆さんには待たせてゴメン! とは思いつつも、《一家に一冊》(殊に教員の家では)とも言うべき研究書…
とうとうビデオ機が壊れてしまったヨ。使わないと故障の元だと気をつけているので、今日は5日ぶりくらいでビデオを見て(聴いて)いたのだけれど、見終ってテープを替えようと思い取り出そうとしたら引っ掛かってしまったヨ。何とか取り出して別のテープを…
ボクが素粒子理論家について書くことなどありえない、と思うのは当然だけど別に理論を語るわけでないから安心あれ。朝日新聞の「村山斉の時空自在」という連載で、理論物理の専門である村山さんも強調していたように、小柴さんは豪快な人として印象に残って…
朝日新聞の今日の文化欄には《ウィーン・フィル「悲愴」の中の美》という見出しで、何と亀山郁夫さんが感想を寄せている。最近朝日には「寄稿」という記事が目立つのだけど、これも文字どおり依頼ではなく亀山さんが寄稿したものなのかな? だとすると意外に…
あまり結婚・出産などの慶事は記さないことにしているのだけど、行きがかり上シズカちゃんの第二子出産は心配している人もいるだろうから、皆さんにお報せします。2度目とはいえシズカちゃんのアッケない出産ぶりはスゴイ! 昨夜記したとおりに産んでしまう…
先日シズカちゃんの情報を伝えたけれど、未収録だった「ユタと不思議な仲間たち」論を読みたいと書いていたので、幸い原稿が残っていたのでメール添付で送ったらすぐに感想を記してくれた(未収録論文の一部は後書きに記してあります)。出産直前だというの…
古市が使っていた「パリピー」が、タイムリーにも朝日新聞の記事に載っていたので苦笑が洩れたネ。「リレーおぴにおん」という欄で「私の三国志」の特集をしていて、四葉夕ト(ゆうと)という作家が「孔明×パリピ クラブで着想」という見出しで書いていて、…
お仕事を1つ仕上げたり、書いていただいた書評に対する感想を書き上げたりしたので、先般紹介したタロー(松波)さんのエッセイ集『本を気持よく読めるからだになるための本』(晶文社)の1つの章を読んでみたヨ。「沢村投手の刺鍼事故について」という章…
残る三島論についても言及して終りたい。 「綾の鼓」で「百(回)」という数字に「自己閉塞」している岩吉が、《次の〈百一回目〉を打ったとしても、葉子がそれを聞いたとは考えにくい》と柴田氏は言うのだが、まさかそんなアホなレベルのことを問題にしてい…
まずは「言葉」から。 ずいぶん前からネタ切れで悲鳴が聞こえてきそうだけど、朝日新聞連載の鷲田清一「折々のことば」に久しぶりに響いてきたものが選ばれていた(11月11日)。 《いったい私は深い思索には、広い体験が不可欠であることを信じている。》…
書評について書いていたら、シズカちゃんから『シドクⅡ』を読み終えたというメール(旧姓・藤本)が来たヨ。産休で余裕ができたので読みきったそうだけど、「金閣寺」を再読する気になったというのは嬉しかったネ。静香は本名だけど、ドラエモンのしずかちゃ…
実は1ケ月ほど前に、ある学会から書評を頼まれたことがある。恥知らずにも恣意的なことばかり書く人のものなので、丁重にお断りした。評価できない人のものを読んだり評したりする時間が惜しいという理由だったけど、ボクが書いたら自制しても悪意が現れて…
(その2)というのは、同じ見出しで以前書いたことがあるから。昔から応援している九重部屋の千代の国と、モンゴル出身の力士の中では好感を持っている力士の1人・照ノ富士は、そろってケガで序二段まで落ちながらも、回復して幕の内までカムバックしたス…
『日本近代文学』が『シドクⅡ』の書評を載せてくれた、筆者は柴田勝二さんで東京外国語大学の先生。昔から名前は知っているけど面識はまったくないし、著書は1冊持っているはずなのに未読のままなので、今回家探ししたものの見つからない(薄い青や緑色のカ…
昨夜放送されてスゴク面白かったので情報を流そうと思っていたら、早速今夜12時に再放送されるという。先般も紹介した「ヘウレーカ」で量子力学を実に分かりやすく説明してくれている。量子力学では、粒子でもあり波でもあるという二面性をどう理解したら…
現在の「100分 de 名著」は高城のぶ子が「伊勢物語」を取り上げているので、あまり興味が無い。今日も偶然キッチンで朝食(フツーの人の昼食)を用意しながら聞いていたら、朗読の野村萬斎が「つい」と読んだように聞こえてきた。すぐに「対の屋」の「た…
先日のゼミの時に大井田研究室にあった5部をもらい、前から約束していたサトマン君に渡して4部は住所を記した封筒に入れて送ってきた。まだ8部ほど住所記名の封筒があるので、今日もらいに行くつもりだったけど、何と残部がゼロとか! 大井田先生の執念で…
先日のゼミでは、ボクの手違いでクリマン昭和ゼミ元師範代にはURLを(送ったつもりで)送らなかったため、参加の可能性がありながらも参加できなかったのですが、12月に発表してくれるというので喜んでいます。 作品は決まっていますが、忘年会の月なの…