東京学芸大学学部演習(春期火曜4限)

レポート再提出

先ほど提出を打ち切って成績を出しましたが、まだ終わってない人は完成したら再提出して下さい。 2本のところを1本しか出してない人も同じ。 ともかく、書くことが大事なので、遅れてもいいから書こうという意志を失わずに考え続けることが大事。 書くこと…

レポート提出

ギリギリの16日5時まで、研究室で待ってます。 完成できなくても、書けたところまでを取りあえず提出して、後は完成時に提出し直して下さい。 欠席・遅刻の多いヒトは特に多めに書いてハンセイを示して下さい。

横光の「蠅」の新読みチャレンジ!  「焦点化」の資料あげます

「蠅」論は読み飽きた感じがしていたので期待せずに行ったら驚かされた。 Iさんの<蠅が馬の汗を舐めるのは、馬の労をねぎらっているのであり、死に行く馬への別れの挨拶だ。>という斬新極まる読みにはビックリ! 蠅の視点は昔から指摘されてはいるが、蠅…

31日は横光の「蠅」です。

芥川の「藪の中」を表現コミュニケーションの二人が発表した。 いつも感じることだけど、国語の学生とは異なった発想が面白い。 今は流行らないコテコテの「真相探し」をやって見せたAさんには考えを煮詰めていく力を感じたけれど、如何せん参考にした資料の…

レポート締め切り

レポートの締め切りは8月16日午後3時ということにします。 (この時日には研究室に居るつもり。) 教員が事務に成績を提出する締め切り日ですから、遅れると×です。 つまりギリギリの時日ということ。 未完成でも、できたところまでを出すように。 残り…

24日は芥川龍之介「藪の中」です

記事の更新は済んでいたと勘違いしていました。ゴメン! 記憶で言いますと、明日24日は「藪の中」だと思います。 最終回の31日が何かは思い出せませんが。 スミマセン!

三島「海と夕焼け」は面白い   次回は中島敦「名人伝」

とても好い味わいの作品なのだが、その好さを解き明かしてくれている先行文献が無い。 小埜裕二さんの論があるが、キリスト教か仏教かというツマラナイ問題に囚われている。 そういう中で、レポが何とか自分の読みを作ろうとして結果を出してきたのは感心! …

次週は三島「海と夕焼」

「セメント樽の中の手紙」はイイ作品だけど、論じるとなると引っかかりを感じないので困る。 僚友・高橋博史の自信作(?)を読んだけど、論点にテクストが応ええていないもどかしさが残った。 他にも敬愛する石川巧さんの論もあるようだが、テクストのせい…

作家論的作品論か、テクスト論か?  高等理論のパッチワーク的論文  次回は「セメント樽の中の手紙」

以前にも作家論的な読みを提出した発表者があって議論になった(批判を浴びた)が、今回の藤村の私小説「突貫」でもレポの一人がその類のレジュメを出した。 前にも記したと思うが、基本的には正しい・間違っているという問題ではなく流行りの差異であって、…

紅葉でも盛り上がり!  次回は志賀の「范の犯罪」

文語なので誰も取り上げないだろうとタカを括っていたら、国府田クンが果敢にチャレンジしたので嬉しい驚き。<志が高い!> ただ学部生が誰もそれに乗らなかったので(レポは二人ずつ)、TAをやってもらっているセンちゃん(岩橋譲)に付き合ってもらいま…

谷崎「刺青」で盛り上がり! 橋下大阪市長の偏頗さ

今まで何度も読んだり議論してきた作品なので、飽きてやりたくなかったのだけれど、受講生からすれば新鮮な味わいのテクストなのだろうから、自分の都合ばかり言ってられない。 でもふたを開けてみたらレジュメも議論も面白くて、さすがに優れものが集結した…

5日は谷崎「刺青」です

前回「春の鳥」はユウタ君の活躍でとてもオモシロく読めることを発見しました。 さすがにレポをするならこの作品! と決めていた感じが伝わってくるイイ発表でした。 それに敢えて付き合ったドヤ君の広〜い気持は評価に値しますが、問題提起に満ちたユウタ君…

川端康成「夏の靴」  作品論とテクスト論  次は独歩の「春の鳥」

国語の3年生が作家を排除しない作品論を展開して議論沸騰! 昭和50年代に<読み>のパラダイム・チェンジが起きて、作家(についての情報)をテクストを読む時には持ち込まない(無視する)ということは、毎年「日本文学概論Ⅰ」その他で強調してきた。 今…

「十三夜」でも議論ができたヨ! (レジュメは25部だヨ)

一葉は漱石や芥川同様で、問題は先行研究で言い尽くされている感じなので、「十三夜」をやりたいと言われた時は歓迎できなかった。 先週までの盛り上がりは期待できないものとあきらめ顔で臨んだのだけれど、実力のあるレポが二人ともそれなりの読みを用意し…

「一兵卒」の感想 & 次回は「十三夜」(樋口一葉)

20年位前に院を修了して、九州の教員待遇のダサい有名私立高校教員であるナベ君が参加して議論を盛り上げてくれた。 演習としてはいつも通りのレベルの高い議論をしていただけだけれど、ナベ君の眼にはレポのマンジュ始めイズミン・ユーコリン[と、ここま…

次回は一葉

次回は樋口一葉の「十三夜」 先ほど1日と今日の2回分の感想を記したのだけど、保存できずに消えてしまった。 この3・4日はクレイ爺さんがらみで(本人が新たなハラスメントを犯したというのではないからご安心)、建設的ではない無駄な時間を強いられて…

順調以上な滑り出し  次回は花袋「一兵卒」

梶井基次郎「愛撫」というクセモノだったのだけど、レポが二人とも期待以上によく準備をしてきたのでハナから熱気に溢れた議論を聴かせてもらった。 こちらが体調を崩していたので、時々補う程度であとは聴いていられるというのは楽で良かった。 上級生も含…

4月24日、梶井基次郎「愛撫」から始めます。

『近代文学読本』(双文社)をテキストに<読み>を競い、<読む>力を養っていきます。 最初は梶井の「愛撫」から。 ツワモノ揃いの受講生という感じを受けたが、珍しく1年生(表コミ)が数人参加するようでオモシロイ。 今年は上級生や院生は来ないのかな?