秋山虔先生がテレビ番組に

最近ボケが進行するばかりで、早く後進に道を譲るべきだと強く感じていますが、あのボケ知らずの秋山先生がテレビに出ると知り、広く知らしむべき情報だと考えここに記します。
9月22日(日曜)午前5時から6時、NHK Eテレ「こころの時代」で源氏を中心にお話しになる模様。(私は録画予約済み!)
再放送がある番組で、翌週の土曜13時から同チャンネルです。
昔、旧約聖書について10回ほど連続して解説した際は、イイ番組だと思って録画しましたが、ふだんは塩っけの無い病院食のような企画ばかりでクソ面白くない、と無視し続けていたところに先生が!
 
 一介の学生に対しても人並みに接してくれる先生で(私が駒場全共闘だった、アブナイ学生だったからではあるまい)、卒業してからは「君」ではなく「さん」付けで呼んでくれるので恐縮させられる先生です。
先般、木村陽子さんの書評を書いた際に(9月16日の「状況への失言」参照)、笠間書院は古典を中心にダサイ本ばかりを出していた、と書きましたが文字通りの「失言」でした。
数年前に秋山先生のご著書をダブルで出して、衰えを知らないケンチャンに目を付ける笠間のセンスの良さには感心させられたものです。
8月末恒例の「三好文子を不良オバサンにする」旅行会で瀬戸内に行く途次でも、カッチャン(勝原晴希・小嶋ちゃん<菜穂子>の夫君)と秋山先生の脳の若さの不思議が話題になったのを思い出します。
テレビ画面を通じてですが、先生のお話を伺えるのが楽しみです。

* 未だに腑に落ちないのは十年近く前だったかの、東大国語国文学会の大会で「研究者の文体」をテーマにしながら、日本語学の発表者のみならず誰も秋山先生の研究文体を話題にしなかったことです。
会場ではその旨の疑念を提出しましたが、誰も応じなかったのは当学会のシンポジウンムが形ばかりのものであることを明かしたようなもの、というザンネンな感想を抱きました。