「日本人はなにをめざしてきたのか」  NHK籾井会長と大越キャスター  石原伸晃・良純

お勧め番組として「日本人は〜」を紹介したけれど、金曜の夜0時から再放送しているのが判明、是非ご覧ください。
この番組を勧めてきたユウ君が、NHKがあの反動的な籾井を会長をクビにできないのに、これほどイイ番組を放送できるのは評価できるとも記していた。
首相の安倍が強引に会長に据えて無理を通しているのに乗っかって、籾井がカエル(似てる)のツラにションベンという通り辞めようとしないのだから、いずれ放送の自由を侵犯するようになるだろう。
だからこの番組を見ることができるのは今のうちだヨ。
「ニュースウオッチ9」のキャスターである大越さんの発言にはいつも感心しているけれど、これもいずれ降ろされるだろう。
悲観的にならざるをえないのは、日本人が安倍の口車に簡単に乗せられてしまうオバカだからである。
いまだにバブルで味を占めたことから意識が解放されてないのか、人間の命よりもカネ(経済)優先に奔る安倍を支持いているのだから、「恥ずかしい日本人」と言わざるをえない。
オリンピックを呼び込むのに、放射能漏れが海に続いていたのに「フクシマは安全だ」などとヌケヌケと世界をダマした手際は、先般の石原伸晃の「要するにカネでしょ」という無神経な発言に連動している。
伸晃には父親の慎太郎の無神経さがそのまま受け継がれているが、次男坊の良純ならあんな無神経なことは言わないだろうと推察している。
良純にはヒトの良さが溢れているように見えるのは、慎太郎の教育が良かったからだと思う。
皮肉な言い方をしているのは、(テレビで良純が言ってたのだが)慎太郎は長男を特別視して(例えば弟たちと全く違ったものを食わせたていた)ためにあんな人の気持が分からないロボットになってしまったと言いたいからだ。
まさに封建的な教育法で、鷗外が最初に結婚した赤松男爵家の食事風景を想起させる。
鷗外は赤松家が用意した家に弟たちを連れて入ったのだが(上野に旅館として残っている家だったと記憶する)、赤松家が用意するオカズは鷗外には尾頭付きの魚で、弟たちには貧しいモノしか付いていなかったので鷗外が分け与えたというエピソードがある。
慎太郎はその手のやり方を形の上でマネたのだろうが、伸晃を特別扱いしたことで彼を無菌室で培養したようなお坊ちゃま君にしてしまったということなのだろう。
その点では野放しにされた良純はマットーな人間に育ったということだと思う。
つかこうへいの舞台に出たり、天気予報士になったというのも、生き方を模索した過程と結果なのだろう。
フツーの人間並みの苦労をしたからこそ、良純は被曝している人達に向かって「カネでしょ」などとは言わないだろうと思う。
伸晃が救われているのは、無菌室で育てられたので独自の考え方を持てぬままサラリーマン政治屋に止まったことで、慎太郎のような過激でオバカなことには同調できなかった点だろう。
慎太郎のようには中国や朝鮮両国を敵視せず、自民党員としての枠から出られないおとなしいロボットに止まっている。
本人からすれば、「要するにカネでしょ」はロボットの設計ミスによる油漏れ(放射能漏れでなくて良かった)なのだが、日本(東京)の犠牲を強いられて続けているフクシマの人たちからすれば当然許し難い機械ニンゲンに違いない。
話が逸れてしまったが、問題は籾井を始めとする安倍や石原伸晃・慎太郎たちの無神経さだった。
籾井を筆頭にするのは、精神の卑しさが全部ツラに出たままのヤリ放題で、安倍がプーチンなら籾井はウクライナの親ソ派を思わせる。
プーチンが陰で種々の手口で反対派を殺しているとすれば(東欧からの留学生が毛嫌いするのも当然)、安倍は放射能原発)で国民を殺そうとしている。
籾井は安倍(プーチン)のコントロールが利かなくなった親ソ派で、相変わらず表現の自由を抑圧すべく卑しい言動(民間機爆破)をくり返している。
一例として『朝日新聞』7月24日には吐き気を催させる籾井の顔写真と共に、問題を引き起こしてばかりいるヤツの言動と反籾井の動きも報道されている。

ところで大越さん(彼が東大野球部員だったと教えてくれた我が友エロシは「大越クン」と呼んでいたが、河合塾の教え子らしい)は、NHKでは近年にない賢く優れたキャスターで、番組でも自分の意見を可能な限り表明しているのが立派。
いずれ籾井の魔の手が伸びて番組から降ろされたり・地方(海外を含む)にトバサレルことになるだろうが、安倍の手法に踊らされている「恥ずかしい日本人」がそれを阻止できないのは必定。
嫌なご時世だナ、ホント!