小町谷先生の通夜

とてもイイ会でした。
神式だったので驚いたのは、初めての体験だったのか、前にも経験したのを忘れたのか、記憶が定かでないのはトシのせいであるのは間違いない。
香典を「ご霊前」で持参してしまったけれど、神式の場合は異なるかもしれないから、今日の告別式に参加する人は調べておいた方がいいでしょう。
胃ガンが見つかったのが手遅れの段階だったため、あまり苦しむ期間もなくご自宅で最後は眠るように逝去なされたとのことだった。
78歳だから小町谷先生なりの天寿を全うされた、というふうに理解した。
そんな感じが斎場を包んでいたせいか悲痛な情景も無く、まるで先生が企画して会わせてくれた同窓会のように盛り上がってしまった。
秋山虔先生は告別式に参加されるとのことでお会いできなかったし、お姿を見かけた内田先生はお浄めの席に寄らずにお帰りになった模様で言葉も交わせなかったのは残念だった。
甲斐甲斐しく会場を仕切っていた河添さんのみならず、四文字センセイ(宮腰先生)・ネモちゃん(根本先生)・指サックさん(山田先生)・嶋中さん・大井田さん・北澤さん、2年間ほど同僚だった藤井テイワ(貞和)さん等といった面々と歓談できたのは嬉しい限りでした。
学大以外では兵藤裕己さん(学習院大)・安藤宏さん(東大)[2人とも後輩ながら小町谷先生に敬意を評して「さん」付け]に会えたのも喜びでした。
帰りの電車で一緒だった兵藤クンは桐原書店の教科書作りの仲間ですが、高校の現場に勤務している人は桐原をお忘れなく!
卒業生ではヒグラシゼミの常連のミチルちゃん(黒坂)が近代文学専攻にも拘らず来ていたので律儀な子だと思ったら、小町谷先生がクラス担任だったとか。
古典文学の卒業生ではダイちゃんが遥々大阪から来ていたし、軽さが印象的な(チャライ)奥田クン・東大で博士号を取得したチサトちゃん(旧姓川上、今は多田千里)などがいて懐かしかったし、ボクが学大に赴任した時は2年生だった勝又さん(名前を忘れていたけれど)が来ていてあの頃の昭和ゼミの2年生女子メンバーを話題にして笑った(当時のゼミ長は土屋佳彦クンで、彼の口からもカツマタの名はよく聞いた)。
指サックさんの日本酒の飲みっぷりの良さには心配したものの、帰りはほとんど正気だったので小金井駅までお送りする要はなかった。
そのうちに自分の方が心配されることになりそう。