東京新聞が一番  産経新聞は週刊誌並み  中村三代司

師匠の三好ファミリーの忘年会で仲間から教えられたのは、毎日や朝日が戦争中のように右傾化(読売は元々)している中で、今や安倍晋三一味と闘っているのは唯一「東京新聞」だとか。
つぶされるのも辞さない覚悟でガンバッテいるそうだ、エライ!
よく見かける女優がやたらと「東京新聞」を宣伝しているけれど、まったく無視していたのを詫びたいくらいの気持になった。
釣り部の時にもユウ君から同じことを言われ、彼の場合は(巨人ファンだけれど)東京新聞に換えたとまで言っていた。
東京新聞中日新聞の傘下にあることも教えてくれて、野球ではドラゴンズよりでジャイアンツに冷やかなのは受け入れがたいが、政治報道では信頼できると言っていた。
信頼する仲間たちが言うのだから間違いないので皆さんにも「東京新聞」をおススメしたいのだけれど、自分ではすぐに換えるとは決めかねる。
東京新聞の文化欄が充実しているイメージが無いからだ。
政治報道ならどこの新聞でも自分の考えが揺らぐことがないので、例えば読売なら不愉快になるだけで影響されるほどバカじゃない。
産経は韓国でパク大統領の下ネタ報道で両国を沸かせて、新聞の名に値せぬ週刊誌であることを改めて示したばかりだから論外。
東京新聞を見たことがないので全く不明ながら、朝日のように文学のみならず演劇・音楽まで信頼すべき評家がフォロー記事を書いているなら、今すぐに乗り換えたいとは思っているところ。
以前新聞の文化欄の充実ぶりについて学界人のジョーコさんと話していたら、読売がけっこう面白いと言われたままこれもチェックしていない(けどソバ屋などで見た限りでは文学以外が手薄に感じた)。
ジャミラを出して自虐ネタを話していたら、ジョーコさんは「犬(猫でもイイらしい)を飼うとイイわよ」と本気でアドバイスしてくれ、その気持がとてもありがたかった。
信頼できてイイ人だけれど、イイ人だけに理解が甘い、あるいは浅いと思った(ジャミラを知らないので已むをえないか)。
今は亡き中村三代司さんがボクの『シドク』についてジョーコさんが、「国語教育の本だと勘違いして評していたヨ」と激怒してくれていたのを懐かしく思い出す。
『シドク』の巻頭論文である「和解」論をホンキで評価してくれていたためでもあるだろうけど、「和解」論のスゴサは誰にでも分かるものではないレベルなので仕方ない。
ミヨジさんは勤務校で病的なまでのセクハラ爺(三好師の後輩)と闘い続けた尊敬する人。
ボクが学大でクレイ爺のセクハラ等を追及して村松泰子執行部と闘った時も、ミヨジさんを意識していたのはもちろんだ。