賀状の一言  変人?

先日、賀状に記された一言で印象に残ったものを紹介したけれど、記憶とチョッとズレていた気がしたので確かめたら、やはり正確ではなかった。
《安心して下さい、生きていますヨ。》がユタカ君の言葉だったので、お詫びして訂正しておきます。
ユタカ君と同じく宇都宮大学にいた頃に内地留学でボクの研究室に来た「変人」女性の言葉も印象に残った。
周囲から「変人」呼ばわりされていたらしいのは、最初の頃に「今日、大学に来る時に、私の車をズッとつけて来たのがある」という類のことを言うかららしいので、「そんなの気のせいですヨ」とフツーの対応をしながら出入りする学生たちに馴染ませていたら、いつの間にか「変人」ではなくなってしまった模様。
彼女を知る同僚から、「関谷さんとこへ来たら彼女がフツーになってしまった、と勤務校でも評判だヨ」という内容のことを言われ、それほどオカシかったのかナと不思議な気持だった。
ともあれその後フツーの結婚したのを少々驚きつつもこの目で確認し、よくできたダンナと幸せそうに暮らしている様子が毎年の賀状で伝わってきて喜ばしい。
ふだんは格別のことは記してない賀状に、今年は《昨年の先生の年賀はがきの文面、読み返して、冴え渡っているのを感じました。》と付してあったので、気になっている。
悪い兆候としてではなく、ボクの文章の「冴え」が理解できるほど本人が「冴え」てきたのかと思えば嬉しいかぎりだから。
賀状なら笑ってくれるのが一般の反応だけれど、賀状や論文の文章の「冴え」が分かってくれる人はけっこう少数だと思うので、彼女がそこまで進んできたのかと強く印象に残ったしだい。

@ 今日は日本で働いている韓国留学生(院修了生)から、賀状の返礼として勤務地のまんじゅうや韓国菓子などが贈られた。
 心配していたけれど思った以上に元気で働いているようで安心、嬉しかったけれど退職後は学生が身近にいないので日持ちのしない饅頭が消化しきれない、という別の心配が出てきた。
 韓国菓子なら日持ちもするので、次に大学に行く機会に持参して現役生等に分けようか・・・