ヤルヴィはスゴイ!  N響

以前にも記したけど、N響の新しい常任指揮者はとにかくスゴイ!
わざわざ書くのは、いずれベートーベンの第九が再放送されるだろうから、それをぜひ聴いて自分の耳でヤルヴィを確認してもらいたいからだ。
実はボクは大みそかに放送されたこの演奏は呑んでいて聴けなかった(録画もできなかった)けれど、おそらくこれもスゴイ演奏のはずだからだ。
というよりヤルヴィはそもそもベートーベンの交響曲を斬新な演奏で高く評価されたのだから、他の作曲家の曲よりもイイ演奏になるはず。
ヤルヴィが評価されたのはドイツカンマ―ゾリステンとのコンビの演奏で、ボクは既に(全9曲)録画してある(それもあってN響とのコンビは録画しなかった)ので、その印象でも絶対おススメできる。
もちろん他の作曲家の曲も素晴らしいもので、N響着任記念に演奏したマーラーの第2交響曲がまた見事だった。
ボクもそうだったけれど、この曲は初めて聴く者をも感動させるほどインパクトの強いもので、ボクの場合はたまたま見つけたワルターとコロンビア響の演奏のレコードに針を下ろした時の衝撃は忘れない。
確かバイロイトニーベルングの指輪を振ったけど1年でクビになった大植英次が大阪フィルの常任になった時にも、やはりこのマーラーの2番を演奏したと記憶する。
聴衆の心を掴むには最適の曲と言っていいもので、80〜90分かかるのに退屈させない。
N響ではR・シュトラウス特集も初めて聴くような気がするほど新鮮な演奏だったし、五嶋みどりショスタコビチの第1番を伴奏した演奏も同じ思いで聴いた。
フランスものも以前パリ管弦楽団の常任だったのだから下手なはずもない。
第九以外はやらないことになっている感じもするが、できればN響でベートーベンの1〜8番も聴いてみたいものだ。
第九を聴けば、皆さんも同じ気持になるはず、とにかく再放送を待ちましょう!