ジャミラ、その2  障子貼り

今日は7・8時間ズッと障子と格闘して疲れ切っている。
先ほど7時過ぎにお昼を食べて(いつもより1時間ほど遅い)仕事机でテレビを点けっぱなしで眠ってしまい、目が覚めたら大好きな三谷幸喜の「ステキな金縛り」をやっていたので続けて観ているところ。
金縛りは高校生の時に経験したけれど、2度目には「これは意識が目覚めたけれど、身体が目覚めていないだけだ」とタネ明かしが自分でできてしまった。
ともあれ三谷は「13人の優しい日本人」とかいうシナリオで感服して(最初は小金井のシロウト劇団で2度目は映画)以来ズッと注目していたけれど、「巌流島」や「笑いの学校」(共に表題にミスがあるかも)という作品の舞台録画をBSで観てますます感服の度を深めたものだ(実際の舞台を観た「Confident」とかいう画家達を描いたのはマジメ過ぎて面白くなかった)。
映画も数本作っていて話題になっているので、わざわざ皆さんにおススメするまでもなかろう、とにかくスゴイ才能だ!
相変わらずマクラが肥大してしまったけれど、話の本題は障子貼りだった。
ボクの学生時代には障子貼りのバイトがあって、先輩が貼り方を教えてくれていたようだけれど、自分には向かないと思ってやらなかったのが悔やまれる。
親から完全に自立しよう(そして親子の縁を切ろう)と思い、入学2年目からはバイトで自活し始めたけれど、もっぱら力仕事に限って数種類やっているうちに栃木貨物という運送会社の助手に落ち着いて2年ほど続けた。
その後は家庭教師を経て塾講師になり、中学2年生の英語教員を卒業するまで(学部7年生)やったのだが(笑い、と記すべきか)発音だけはズバ抜けて良かった。
話のマクラがまた逸れた。
障子貼りはタイヘンだったけれど、ジャミラが2年前に障子1枚3000円で頼むというのに賛成しなくて良かった。
ジャミラは何でもカネで片付けようとするけれど、ボクはできるかぎり自分や知人の協力でやることにしている。
簡単な引っ越しなら学生時代なら友人に、その後は定時制の卒業生に運転してもらって済ましたものだ。
カネより人間関係を大事にしたいからだし、ボクも自分のできることは相手にやってあげることにしている。
それで障子貼りだけど、釣り部長のユウ君が魚の下ろし方もネットに出ていると聞いたことを思い出して検索した。
我ながら上手く行ったと思ったけれど、想定外に時間がかかったのはノリが穴の小さいチューブから出すものなので、昔のように大きな刷毛でサッと塗れるものではなかったからだ。
(それにしても三谷幸喜は次から次へと難題を自ら設定して、それを見事に解決して行くドラマ作りができるものだ。もう少しで終わるところだけど、この主演女優はホントに千チャン(岩橋嬢)に似ているナ。)
今日やってしまったのは、ジャミラが「明日は私は(パートで)いないからできないので(オマエやれ!)」と屁理屈を言ったからだけれど、そもそも暮れから正月までの半月程はほとんど働いていないのだからトンだ理屈で呆れるばかり。
要するにヤル気が無いだけなのは昨日記したとおりで、障子貼りを自分でやらざるをえないと考えたらイラつくばかりで押し付けてきたのだけれど、そのイラつきが「ベランダに置いてあった豆腐は食べてしまったのか?!」と当たってきさえしたものだ。
その豆腐は正月に見かけたままだったので腐っているか確かめてから(賞味期限は1月4日だった!)、チンして湯豆腐にして食べたばかりだった(去年はこの手で2度ばかり食中毒になったけど)。
ジャミラとしては鍋にすれば何とかなると考えていたらしいが、同じ物を食してもボクだけ当たった例は少なくないので、ボクはもっと注意深く生きなければならないのだった。
中毒した時にファミリーの皆さんから言われたことだった。
近くのジャミラより遠くのファミリー!!!