胃カメラ異常なし  「日本百名山」

ブログに書いたか忘れてしまったけれど、先月のドックで胃の精密検査の指示が出てしまったので、また絶食して行ってきた。
10年以上前だったか、虎の門病院胃カメラをヤラれた時にはものすごくヒドイ目に遭ったので、もう一生やるまいと決めていたもの。
それでも最近は鼻から通す細い管のものが開発されたというので、かなり安心モードで行ってみた。
想像よりずっと楽で、おまけにガンどころか潰瘍も無いキレイな胃だとこの目で確認できた。
ドックと同じ「立川北口健診館アネックス」という病院なので、ひょっとしたら胃カメラをヤラセルために、バリウム撮影の結果を大げさに解釈したのではないかと疑っている。
唯一評価できるのは、担当医師が実に丁寧かつ優しくしてくれたので(希望の女医ではなかったけれど)、来年からはバリウム止めて胃カメラにしようと思えたこと。
帰宅したらすぐにビールを飲もうと考えていたものの、検査が終ったらとてもそんな気にはならなかった。
でも今夜は祝杯を上げようかな、血圧のみならずゼンソクの状態も好いようだし。
悪いのはジャミラがらみの問題だけ、これはまた別に記そう。

@ 書きながら「グレイト・トラバース」という番組を見ているのだけれど、田中陽希という人が日本百名山を自分の身体だけで登りきるという試みをしている。
 モノスゴイ体力で驚くばかりだけれど、期限付きで100の名山を登るというところがクダラナイ。
 急ぐあまり途中の景観も温泉も楽しめずに先を目差すという発想が間違っていると思う。
 何でもいいからギネスに登録されたいという最低の試み同様、ボクには全く理解できない。
 芭蕉じゃないけど、訪れる土地の人々とジンセイを楽しみながら、ノンビリ山を巡るというのなら大賛成だけれど。
 ちなみに「日本百名山」の著者である深田久弥(きゅうや)は、小林秀雄に登山とスキーを教えた人であり、『文学界』の創刊同人でもあって小林と一緒に写った写真も多い。
 今日は田中が九州から歩いて大山近くまで行き、そこから登る回で大山の尾根の画面を背景に「日本百名山」の朗読が流れた。
 大山とくれば「暗夜行路」に出てくるのはご存じだろうが、ボクも「三好文子(師匠夫人)を不良おばさんにする会」で麓まで行ったけれど、主人公(志賀も)が下宿していたという寺までは歩かなかった。