カラヴァッジョ補遺  フェルメール訂正

カラヴァッジョをおススメした際に「ナルキッソス」の絵があったと思ったけれど、検索したら見つからなかったので触れなかった。
変だナと思っていた矢先にこの絵のハガキが届いて送り主のセンスに感心した。
人が良いので二期も務めたことを讃えつつからかって仲間うちではケンキューカチョーと呼んでいる、樫原修氏からの絵葉書がカラヴァッジョだったので驚きつつも不思議な感じだった。
カラヴァッジョの作品の若い男を描いたものは概ね惹かれないけれど、「ナルキッソス」は構図もステキなので気に入っている。
原作は読んでないけどミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」の映画を(珍しく映画館で)観たことがあった。
そのポスターが何となくこの「ナルキッソス」を思わせたのを覚えているけれど、鏡の使い方が似ているだけでなく背景の黒さが共通していたのかナ?

2日のヒグラシゼミに参加したマチルダさんの情報だと、フェルメールの最高傑作「牛乳を注ぐ女」は2007年(と言ったかな)に日本に来ているそうだ。
全く知らずにいたけれど、その頃はなにをしていて見逃してしまったのか不可解。
このトシになると(という発想を取りがちになった)、もう観る機会が訪れそうにないと思うと悔やまれてならない。
チルダさんは府中市美術館で開催中の「ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想」展を観てからのゼミ参加ということだったけれど、以前モネ展から参加したツクボーシ君同様、絵心のある仲間がいるのは嬉しい。
府中市美術館は(競馬場のお蔭で)安い割にはけっこうイイ企画をするので、何度が行ったことがある。
今日の日曜美術館のアートシーンで今回の企画を紹介していたけれど、暁斎のカエルの絵は相変わらず見事で観たくなった。