金本監督(阪神)の才覚

野球のことを語り出したら止め処が無いので抑えている。
ただ一言、金本の監督としての能力には疑問が残ったままだ、と言っておきたい。
先日やっと1試合全部を(テレビで)見ることができたので、言わずにいられなくなったというのが正確かな。
今は始まったばかりだから、選手の勢いで勝てることもあるだろうけど、勢いというのはいずれ衰えるものだから、いずれ阪神は勝てなくなると心配だ。
岩貞という3年目くらいの投手がせっかく好投していたのに、替え時を間違って勝てる試合を失ってしまった。
相手が広島の黒田だったから負けてもいいとも思っていたけれど、黒田がケガで途中交代したのだから勝って欲しかったのに、あんな負け方をするようじゃ優勝どころか・・・
精一杯投げていた(リッパ!)岩貞が明らかに疲れを見せてスピードが落ちてきているのだから、8回の頭から交代させるべきなのに引っ張り過ぎて打たれてしまった。
リリーフして得点された福原を責めてはカワイソーで、8回最初から投げさせれば得点されなかった可能性は高かった。
先発を信頼するのも大事だけれど、中継ぎ・抑えをもっと信用して任せなければ1年間は持たない。
投手コーチの香田(かバッテリー・コーチの矢野)の判断だったかもしれないけれど、最終的には監督の采配だから金本の責任だろう。
行け行けムードでその後の試合も藤川を引っ張り過ぎ、4回まで2失点だけだったのに5回に一挙5点を取られていた(この試合は見ていない)。
前の試合で藤川は7回まで(?)頑張れたけれど、過去2年四国リーグで楽をしてきた元大リーガーが(オフに人知れず鍛えていたとはいえ)ローテーションを普通に守れるわけがない。
早めは早めに代えてやらないと途中で脱落するだろう。
金本の指導もあってバッターが好調なのだから、ピッチャーの使い方を誤らなければ優勝の可能性も大きく膨らむ、アレッ? オレ日ハムのファンだったのに。
学大出の栗山監督はさすがにベテラン(と言えるだろう)らしい采配を揮っているけれど、中軸となる中田を始め選手の方がイマイチ調子が出ないのが悩みで、この調子じゃ今年も優勝は無理かな。
監督が言うように、ショウヘイ(大谷)の二刀流が機能しない限り優勝はあり得ないだろうから、ショウヘイ君の投打に期待するばかり。