東京国立西洋美術館とともに観に行くことが多い気がする損保ジャパン日本興亜美術館（ゴッホとしてはあまりイイとは思えないものの、あの高額さで購入したので話題になった「ひまわり」がある所）に行ってきた。
特に観たいというわけではなかったのだけれど、新宿にペンキ（前に記したとおり前回は色違いを買ってしまったので）を買いに行ったついでに寄ってみたという感じ。
期待に反して気に入った絵はほとんど無かったけれど、実に多くの画家が樹を描いていることに改めて驚いたものだ。
もちろんバルビゾン派の画家が多いのは当然としても、画家の名も馴染みがないし作品も知らないものが多いので、実物を観るのにはいい機会だと思う。
ヴァロットンカイユボット・ドニなど意外な画家も展示されていて、作風を判別するのも面白い。
啓蒙的で良かったのは、油彩・水彩・パステル・エッチングなどは分かっていても、グワッシュ・ドライポイント・アクアチント・テンペラなど未知に近い手法にも具体的な解説が加えられているので、方法による効果の違いが理解できるようになっている。
新宿で時間を持て余すようなことがあれば観に行くと良い、という印象かな。
