探し物と女は探しても出てこない  『近代文学資料研究・1』  庄司達也

「○○と女は量より質」というのは誰でも知る(?)イチローの歴史に残る名言だけれど、「探し物と女は探しても出てこない」というのもけっこう行けてると思う。
やっぱ出会いにはタイミングがあるものだから、女をガツガツ求めても出会えるというものではないことは誰でも身に覚えがあるだろう。
自家で置き場所が分からなくなった物も同様で、探したところですぐに出てくるものではないことも皆さん十分承知のところ。
「探し物は何ですか」で始まる井上陽水の「夢の中へ」という曲にも、「探しても出てこない」という真理(心理)がつかみ取られている。
と、ここまでは前振りで、最近合宿の準備とか書籍の整理とかしていたら、行方不明だったものが種々見つかった。
もう読まないので卒業生等に上げる本はもちろん、カニやシャコを縛り付けてタコやイカを引き寄せて針で引っかけるタコテンヤも見つけて喜んでいる。
独身時代にはよく釣り船に乗ってカレイやカワハギを釣ったものだけれど、1度だけスミイカ釣りをやった際に買ったものなのだが(その時の釣果は2ハイで同行した仲間がおでこだったので1ハイ上げた)、まだ使用できそうだ。
本や雑誌は埋もれていたものが沢山出てきたけれど、珍しい創刊雑誌が見つかった。
近代文学資料研究』1というもので、去年のヒグラシゼミの際に参加者から頂戴したものだ(ったと思う)。
発行人の庄司達也さんを始めとして、実力のある若手研究者が地道な研究成果を寄せているのでおススメ。
見つけたばかりなので未読なため、詳しくは語れないけど目次の論文名を眺めていると直観的にレベルの高さを感じる。
そう言えば、庄司さんから4月から横浜市立大学リクルートしたという報告ハガキをもらっていたナ、シュン爺(山田俊治)の後任なのかな?
シュン爺はシュンテン(故花田俊典)と一緒で気を許せる研究者の1人だけれど、学会に来ないせいか最近会わないナ。