広島カープ優勝・補遺  緒方監督はスゴイ  国民の戦争責任

Eテレの「サイエンスZERO」、今日は太陽フレア(大爆発)についてだけど、それを見ながらだから難しいことは書けないからカープ優勝についての補足。
旅行会でオスギさんから聞いたカープが強くなった理由の1つはマエケンのお蔭だという。
中心投手のマエケンが大リーグに移ってしまったのだから、そんな理由はありえないと思ったら、マエケンが所属することになったドジャースから代償金(?)が沢山はいったので、そのカネで使える中継ぎ投手が雇えるようになったのが大きいというのだ(ヘーゲンスとか何とか、2人いたナァ)。
カープの試合展開に注目していたわけではないので2人の活躍ぶりは知らないけれど、ナルホドと思える理由でさすがにカープ・ファンは見所がちがうものだと感心した。

今日の新聞によると、緒方監督は昨年のシーズン中でも試合後バッティング指導を徹底させたそうだけれど、「神ってる」セイヤを始めとする打撃陣の飛躍的な向上ぶりはそこに原因があると思えた。
緒方監督の方針に賛意を示さないコーチとは口を利かなくなったというのだから、この人は監督として(コーチとしても)並大抵のレベルじゃなさそう。
山本コージは選手としては偉大だけれど、監督としては並み程度、それに反して緒方は監督としてスゴイということのようだ。
日ハムの栗山監督が選手としてはほとんどの人の記憶に残っていないけれど、監督としてはトップレベルの人だというのと似ている感じだネ。
口を利かなくなったのだから、当然昨年の打撃コーチは辞めているのだろうけれど、意外なのは横浜ベイシティ―ズ(現DeNA)の名選手だった石井琢朗が守備コーチから打撃コーチに代ったというのだから面白い。
考え方が似ているのだろうナ、琢朗が評価されているのは他人(ひと)ごとながら嬉しい。
(今は同じタクロウの辰巳琢郎のワイン番組を見ているのだけど、毎週見る度にワインを飲みたくなってしまう。でも明日は学生時代の仲間と飲めるかも)。
まだ何か書きたいことがあったようだけれど、番組が終ったのでこれまで。
Eテレに戻したら、バングみ(番組)がバングらでしゅ(バングラデシュ)の子供たちが貧しさのために鉄工場等で働かされている光景が映っている。
健気な(けなげな)子供の姿の背景には社会の貧しさがあるものだけれど、ボク等の子供時代にはフツーに見聞されたそんな姿が、物質的には恵まれている今の日本では健気な子供ではなく悲惨な子供ばかりが目に入るばかり。
定時制の教員だった頃、敬愛する物理の老先生がネパールにトレッキングに行き、そこの子供たちの貧しさに泣いてしまったと語っていたのを覚えている。
その時は言わなかったけれど、たぶんネパールやブータンの子供は物質的には貧しく見えても、精神的には我々日本人より遥かに豊かだと察していたものの、反論はしなかった。
この共産党支持の老理想主義者は、日本の戦争責任は軍部にあって国民は騙されていただけだと思い込んでいたので、そうした発言に対しては見過ごせずに反論したことがあった。
反論というほど大掛かりな言い方をしたわけではなかったのだけれど、先生はすぐに「あなたの意見には賛同できない」という意味の言葉を返してきたのを覚えている。
それで済むと軽く考えていたものの、後日ぶ厚い封筒が届いて中には絶交状が入っていたのでビックリした。
その後は口も利いてこないような状態が続いたと思うが、他人(軍部等)のせいにしている限り過ちは繰り返されるだけだという持論を伝えたけれど、理解してもらえなかった。
絶交状を郵送するという子供じみた行動にも現れた精神的未熟さは、進歩的な旧左翼のみならず(低能な右翼は措(お)いとくとして)日本人の心性の特徴のように考えている。
自分にとってマイナスの体験は他人のせいにして、自らを見つめ直さない・自省しないという傾向は日本人は特に強いと感じているのだけれど、どうだろう?

(バング(らでしゅ)ミのお蔭か、話の方向が思いもよらぬ所に行ってしまったネ。)
ブログの更新がなかなかできなかったので、いろいろ溜まっているからかな。