ゴルビー(ゴルバチョフ)  信じられる政治家  殺人鬼プーチン  大ウソつき安倍晋三

今夜はNHKBS1の世界のドキュメンタリー番組で「ゴルバチョフが語る日ソ・日ロ交渉秘話」という再放送(?)を見ながら思ったことがある。
ゴルビーは人間として信頼できる数少ない政治家の1人だけれど、日本にそんな政治家がいた(いる)だろうか? という問題だ。

舛添は悪事が発覚して消えたけれど、代った小池百合子安倍晋三は残念ながら当分消えてくれそうもない。
都知事として一番ふさわしかったのは宇都宮健児氏だったろうが、背後に共産党の気配が漂っていたのでイマイチ信頼しきれない感じがあったので、反自民党知事の実現のために鳥越俊太郎さんに譲らざるをえなかったのだろう。
宇都宮さんは信頼できても、共産党は信用できないという感覚は一般に共有されており、歴史的な根拠があるからだ。
1人1人の党員や支持者は信頼できても、党としての共産党はイザとなると何を仕出かすか分かったもンじゃないからだ。
党が間違った方針を出しても党員たちは右へナラエで動くから、深入りすると危ないので要注意。
宇都宮さんや鳥越さんが人間として信頼できるのに反して、小池や安倍が信用できないのはその言動にハッキリ現れている。
いちいち繰り返すことは控えるが、都知事選中の小池の病者(鳥越)非難は記憶に新しいけれど、オリンピックを誘致するために安倍晋三が世界に向けて大ウソを吐いた「日本(フクシマ)は安全です」という宣言。
そういえば自民党の歴史上、信頼できる人間がいたのかと自問してみると・・・古くは石橋湛山で最近では野中広務というところかな。
ほとんどゼロに近くて、人間として信じられないヤカラばかりなのは感心するほどだけれど、原発反対の言動をしている小泉純一郎はあれでもマシな方なんだネ。

話が日本の政治家の方に逸れてしまったけれど、ゴルバチョフ旧ソ連から現ロシアの歴史の中では唯一と言っていいほどの信頼できる人物だ。
番組を見ていてら、ゴルビーなくして今日の世界はなかった、ベルリンの壁の崩壊もソ連崩壊もありえなかったと実感できたものだ。
ゴルビーのように表裏の無い政治家がソ連に現れたからこそ、その後の改革・情報公開の延長線上に種々の崩壊が用意されたわけだ。
ゴルビーの対極には旧KGB(スパイ組織)のメンバ―だった、殺人鬼・プーチンが位置しているのは言うまでもない。
プーチンの前のエリツィンも、欲望の塊りという意味では大衆の代表としてゴルビーを追いやった罪は重い。
番組は北方領土問題に関して、ゴルビー個人としては日本の立場に同情的だったという経過に焦点を当てていて興味深かった。
ベルリンの壁崩壊を用意した対西欧諸国・対アメリカとの宥和政策などが、軍部などの保守派の反発を招く一方、エリツィンを代表とする欲望民主主義者たちからも足を引っ張られ、ゴルビーが窮地に陥ったために北方領土問題の解決が現代まで持ち越されてしまった流れが理解できる特集だった。
北方領土問題の解決は、日本とロシアの信頼関係が前提となるけれど、ゴルビーのような信頼できる人物が退いた現在では困難を覚えるばかり。
大ウソつきの安倍晋三と殺人鬼プーチンとがどんな密約を結ぶのか、信用できない危険な人間同士の交渉は果たしてどうなることやら・・・
(ガラにもない問題に言及してしまったので、疲れて眠くなってしまった。)