緊急速報  オモシロ演劇作品

と言っても地震ではありません。
しかし自信を持っておススメする演劇のテレビ放映が今夜あります。
最近めっきり少なくなった演劇番組なので貴重です。
深夜0時からNHKBSプレミアムで竹内錠一郎「あの大鴉、さえも」(と井上ひさし「イーハトーボの劇列車」)がおススメです。
10年以上前にも放映した作品でビデオに録画したものですが(ということで画面が劣化してます)、その時は男3人で演じたものを今回は女性3人、それも片桐ハイリ・小林聡美三谷幸喜前夫人)と(もう1人は未知)いった個性的で芸達者な役者の演技がたのしめそうです。
ただ作品はマジメなヒトには難解で分かりにくいかもしれません。
卒業生との集いで看板などを書いていただいた書家のジェームス・畑澤氏が昭和ゼミ長の時に、ボクが強く推薦していたものですから借りて行ったものの、「どこが面白いンですか?」という反応でした。
正体不明の透明で重い物体を3人で持ち上げたまま、宛先の家まで届けるという話です。
と言われて面白そうだと感じられるヒトにはおススメですが、そうでない人は後半のこまつ座公演を勧めます、賢治作品ですから馴染めるでしょう。
井上作品は素晴らしいのもありますが、個人的にはこまつ座公演は好きではありません。
梅沢昌代という中年女優が放つ卑しさが、どうにも我慢できないのが主因です。
彼女が出ないものはけっこう楽しめるのですが。
(風邪から大分回復したのですが、まだ長いブログは無理かと思いきや、いつもの調子が出てきた手応えを感じるので、もっと書けそう(=マツコやクリスをやっつける)な気もしますが自重(自嘲)しておきます。
風邪で難しいものは読めないので、途中で放置してあった杉森久英大政翼賛会前後』と久世光彦『女神』という本を蒲団に入ったまま少しずつ読みました。
後者は小林秀雄・中也・安吾大岡昇平などが出入りしていた銀座のホステスのことを小説にしたものです。