北朝鮮包囲網  戦前のABCD・日本包囲網  トランプ・金正恩オバカ同士の対談歓迎!

釣り部の帰りの車内でユウ君と話したのは、北朝鮮の大馬鹿ぶり・オバカぶりを笑ってばかりいられないだろということ。
他人(他国)を笑う前に自分(自国)を顧みるように自覚(強調)してきたのは、例えば中国の文化大革命で無知集団・紅衛兵が旧指導部を粛清したり仏像破壊したりしていたのは、幕末から明治初期(昭和初期も)にわたる敵対勢力の粛清と「廃仏毀釈」の仏像破壊を想起させずにはいないからで、自分(自国)の愚行は見えにくいものだからだ。
もう1人の大バカモノと言うべきトランプによって強化された北朝鮮包囲網ではあるものの、トランプ以前からこの包囲網は厳然として存在したのだから、クリントン元大統領下で企画された進攻作戦以来の北朝鮮のストレスは想像を絶しているはずだ。
用意周到で陰湿な殺人鬼プーチンとは異質な、低能無邪気な殺人マニア・金正恩坊やなど、プーチンともども一刻も早くクタバってくれるに越したことはないけれど、問題は殺人を何とも感じない権力者の下で暮らしている民衆の生活だ。
戦前ABCD(アメリカ・イギリス・中国・オランダ)包囲網という経済封鎖を打破するために、戦争マニア(軍人)たちが無謀にも開戦に踏み切ってしまったために、敗戦によって救済されるまで日本国民が強いられた極端に切り詰めた生活を想起すべきだろう(というか、知らない若者は学習すべきだろう)。
北朝鮮の映像にしばしば食うや食わずのホームレス少年たちが現れるが(もちろん隠しカメラによるもの)、戦争末期の日本の子供たちも似たような状況だったことを忘れてはなるまい。
戦争の最大の犠牲者は子供たちだということは、今さら強調するまでもあるまい。
北朝鮮以上に露出されているアフリカの内戦難民の子供たちのやせ細った姿は、日々テレビに映し出されているとおりだ。
アメリカ中心に北朝鮮に軍事的圧力を加えれば加えるほど、無辜の民の生活が圧迫されることを考慮しなければならない。

人格者オバマとは対照的な不人情者・トランプに底辺の民衆に対する配慮など期待すべくもないけれど、戦争嫌いなオバマにはない無慈悲さを具えているだけでなく、オバマには何でも反対という方針で評価されたい一心で、金正恩とオバカ同士の話し合いをやらないとも限らない。
韓国の人々も同じ民族として北朝鮮との戦争を望んでいるとも思えない。
カネにまみれたパククネに代る新政権がキムデジュン(金大中)以来の「太陽政策」で北朝鮮を無用なストレスから解放させ、民衆に真っ当な生活を保障させてやるべきだろう。