美酒美肴(びこう=おいしいサカナ)  館山「にい釜」=最悪、幸田旅館=最良!

前回の釣り部後の呑み部の際にフニャ君が差し入れてくれた久保田百寿の樽酒1升ビンを、フニャ君のご意向に沿って自家で呑ませてもらっていたものを、手許の4合瓶に詰めたら辛うじて満杯に近い分量だった。
それでも男4人で(正確にはボクは遠慮したから3人で)味わうには足りた模様。
その前に風呂の前後にアマッチ呑み部長差入れの高級地ビール(昔ボクが発見した「よなよなエール」が今や3種類になったの)を呑ませてくれたので、釣りの疲れ(ボクが釣ったのは時間ばかり)がスッカリ取れた感じで酒と料理が十分楽しめた。
今回初めての幸田旅館は館山駅からすぐ傍の距離なのに2食付で5400円、料理は地元で評判だったので期待したものの、部屋その他の状態が心配ではあった。
在職中の夏合宿で学生が探して決めた「にい釜」がおそらく日本一ヒドイ(汚い・せこい・臭い・不味くて食えない等7拍子揃っている)宿だったので、幸田に対する不安があった次第。
ところが外見はさすがに100年の歴史を感じさせたものの(何せ榎本武揚の書があったのにはビックリ!)、内部は「にい釜」と正反対でキレイで清潔、風呂も広くて余裕があった。
男風呂の湯舟は舟の形としていて、横になると浅いから状態次第でチンポコがまるで潜望鏡のようになるだろうけど、興奮する要因がなかったのでお茶漬けに浮かべたタラコみたいなもの。
舟の形の風呂に浮かんでいると、まるで自分が舟盛り上の尾頭付きの魚になった気分。
周囲に美女が魚であるボクを見つめていてくれていれば、立派な潜望鏡を見せられたかも。
食事は1人当たり1500円見当の舟盛りを頼んだのが余計なくらい充実していたのも驚いたけれど、その舟盛りに大好きなサザエの刺身があっただけでも感動もの!
何とキンメダイの尾頭付きの刺身まで乗っていたけれど、ホンネを言えばキンメはやはり煮つけが一番(メバルも同様)、他にタイ・ヒラメ・アジ・マグロ・タコ等も乗っていたので、さすがのアマッチも食いきれなかった(いつも通りボクの分だったブタ鍋も食べてもらったせいか)。
部屋でやった二次会にはアマッチ差し入れの最高級の白ワインがいつもどおり美味なことこの上なし。
アマッチがスゴイのは手製のツマミも用意してくれること、今回はいつもの(?)浅漬けと生ハムで巻いたチーズでツマミとしてピッタリ。
お蔭でボクが持ち込んだ内蒙古特産のビーフジャーキー(留学生から頂戴したもの)は出番なしといった状態。
でも直前に台湾直送(昔の学芸大院の修了生から)のライチは皆さんに喜ばれて一安心、ユウ君はハっちゃんに剥いてもらったのを口に入れてもらって思い出のガールズバーを楽しんでいる表情だった(好事魔多し?)。
ユウ君持参のオールドパーは、ウィスキー好きのアマッチのみならず山口さん(ハチの旦那)を喜ばせたので、予備に用意しておいたボクの赤白ワイン2本はそのまま持ち帰った次第。
原住民のハチ家からお約束のように稀少な野菜を差し入れが有って、これがまた絶妙な美味。
山口さん(ハチの旦那)ご持参の塩らっきょうも美味で、特に気に入ったユウ君に残りを持ち帰ってもらった。
質量共にとても充実した呑み部でありました!

ユウ君と一緒に早目に帰ったら昼時だったので、出かけていると思ったジャミラを横目に数日前に買っておいた食パン(2割引き)を焼いて食し、夕方には出かける前の残りの焼きそば(ジャミラ手製)と冷や飯に何やら残りのスープをかけてチンして食べた。
ふだんは夜11時過ぎに夕飯を食べるのだけれど、今日は宿で珍しく朝飯を食した(幸田旅館は朝飯も充実)ので4食目となったものの、食べるものが無いので非常食のサトウのご飯とレトルトカレーをチンして間に合わせた。
天国から地獄に帰った思い、とはこのことかな?