「ハムレット」  不条理演劇  竹内銃一郎

今夜のBSプレミアム(0時から)の「プレミアム・ステージ」は「ハムレット」だそうです。
ジョン・ケアー演出・内野聖陽主役でどんな舞台なんだか知りませんが、その後の再放送・竹内銃一郎「あの大鴉、さえも」の方がおススメです。
日本を代表する不条理演劇の傑作だと思いますが、検索してみたらデュシャンのオブジェに触発されたというので、なるほどと思いました。
 (検索結果)「あの大鴉、さえも」は、竹内銃一郎が『大ガラス』の通称で知られるマルセル・デュシャン の未完のオブジェ『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』に触発されて 1980年に書き下ろした戯曲。
ボクが最初にBSで観たのは(昔はNHKはよく舞台の録画を放映していたので受信料を素直に払えたものだけど)、原作どおり男3人が観客には見えない大きなガラス板(鴉との駄じゃれ)を指定された家に運ぶというものだったけれど、男たちはその大ガラスの使用目的も分からないままベケットゴドーを待ちながら」よろしく無駄話をし続ける。
ビデオに録画してあったものを研究室で当時のゼミ長・ジェームス君に見せたのだけれど、「何が面白いか分からない」と言われてしまった。
ボクの方はその後竹内銃一郎の他の作品集をゲットしたけれど、読む余裕が得られないまま今日に至っている。
今日の舞台は男ではなく女3人に切り換え、それも片桐はいり小林聡美三谷幸喜の前妻)という実力者が演じているのだけれど(以前観ながら録画してある)、意外に面白くないのは何故なんだろう?
最初に観た時のショックが強すぎたのかな?
でも初めて観る人には楽しめるかも。