やっちまった!!!

財布を盗まれた! カードもたくさん盗まれた! タイヘンだ! というのが日曜の夜11時。
楽しく充実したゼミ部に続いて、酒もツマミも豊かな呑み部だったのでいつも以上に高揚してしまい、調子に乗ってビール・日本酒・ウィスキーと各種を十分味わって帰宅。
途中、国立の西友で買い物をしてから自家のドアを開けたところで意識が無くなりへたり込んだらしい。
自家のドアというのはクセモノで、小便を我慢して自家に急ぎ、ドアの鍵を開けているうちに気がゆるんで洩れたというのが2度あった(主因は加齢、やることは華麗の反対)。
玄関のドアの所で寝ていたというのも初めてじゃない、たぶん2度目か3度目で何も草野心平のマネをしたという自覚は無い。
草野が我が故郷前橋(ドロボー・深代民江を想起させるので忘れたい土地だけど)に住んでいた昭和初年代、呑み過ぎて目覚めたら半身が玄関の外に出た状態だったという光景が忘れられない。
草野と金子光晴のエッセイはどれも抜群にオモシロい! 2人とも詩も素晴らしいけど。
ともあれ玄関でドアを開けたまま座り込んで眠っている間にカード入りの財布を盗まれたのだけど、西友で買った菓子パン3個のうちの2個も盗まれていた(シュークリームは口が汚れるので盗まなかったらしい)。
察するにあまり精神年齢の高くないドロボーらしいと思われるが、話を聞いていた国立駅の交番の警察官も信じ難い表情だったけどアテになりそうもない人だった(交番勤務の人はそんなレベルかな)。
そのまま寝苦しい(?)一夜を過ごしたのだけど、けっこう眠れた感じだったナ。

翌朝、当然ジャミラは発狂したように怒り狂っていたヨ、「財布やカードを盗まれたのに、よくも眠れたもんだ!」とかネ。
ジャミラの指示どおりに銀行2ケに電話したり、カード会社も2ケ電話したり、市役所行って健康保険証の再発行をしてもらったり。
市役所は自転車で5分もかからないくらいだけど、行き帰りに「サントワ・マミー」の鼻唄をしていたのを覚えている、ジャミラが聞いたらブチ殴られたところだったネ。
お蔭でカード類を悪用されずに済んでいるけど(ジャミラに言わせれば保険証があれば大金を借りられるケースも残っているとか)、現金は3千円以内しか入っていないはずなのは救われた。
そもそも呑む時はできるだけ少ない金額だけを入れておくようにしているのがイチローの成長した点だネ、外で呑む機会を避けているのもお利口だけど、今回のように楽しい仲間の集まりでは呑まないわけにはいかないゾ。
イカも300円以内の残高だったはずなのは、スゲエ用心深さだで自分を褒めてやりたいくらい(数年前に5000円入金したままスイカを受け取るのを忘れたことがあったナ)。
ドンダケ自分を信じてないのか! ということになるけど、1年半ほど前に酔って眠ったまま歩いて転んでメガネが半壊、救急車で運ばれて額を5針くらい縫われた時の教訓だネ。
決論としては、皆さん最悪の事態に陥っても、イチローのように落ち込まずに前向きに生きましょう! ということかな。
自分の恥に閉塞しないで、明朗会計よろしく隠さずに仲間に披露し、笑って済ましてもらいましょう!
もちろんジャミラのように、他人に寛容になれない人種の抑圧は避けられないけど、きっと夜明けは来るのだから朝日(新聞ではない)を浴びるのを期待しつつしばしの間は耐えましょう!

親戚の幼い少女をお医者さんごっこの対象にしたら、それ以来遊びに来なくなったというエピソードを始め、数えきれないくらいの恥ずかしいことをくり返した学生時代の友人の言葉が忘れられない。
「命長ければ恥多し」
英語の能力は人並み外れて高いけど、日本語に堪能でない彼が言ったので笑えたので覚えている次第。
最近は最悪の事態に落ち込んでいる仲間が少なくないけど、その中でも体調が悪くて見た目でも極端に体重が落ちたら、職場から休養を強いられそうになったものの(たぶんそのままクビにする魂胆だったろう)、何とか拒否できたという報せが入ったばかり。
その前に相談に乗って、頼りになる弁護士の友人からも情報をもらっていたので、取りあえずは助かったから一難(ひとなん)去ったわけだネ。
最悪の勤務を強いられている大学の教員に、残業100時間以上に耐えている埼玉の高校教員の話をしたらチョッと反省モードだったけど、今日になったらヤッパリ今年限りで辞めたいと言ってきた。
でも代りの職場も仕事も簡単には見つからないゼ、とメールしたら家族のためにしばらくはガンバッテみるとメールしてきたところ。
あまりにヒドイ大学なのでホントはリクルートした方が本人のためだけど、妻子のことを思うと簡単に辞められないよナ。

彼等のみならず、皆さん元気出して生き(行き)ましょう!