拉致問題解決は遠のくばかり  横田めぐみさんの老父母  拉致問題を好感度アップに悪用する安倍晋三とトランプ

安倍晋三は1から100まで不愉快だが、拉致被害者に対する言動、特に横田めぐみさんの老父母に対してトランプに言及させたり・老夫妻に会わせようとしたりしているのは、あまりに欺瞞に満ちているので許し難い。
原発被害者の痛みを無視してフクシマから選挙演説を始める安倍も、オバマ・ケア(貧困者救済の健康保険)を骨抜きにしようと躍起になっているトランプも、弱者に対する同情などカケラも持ち合わしていないにもかかわらず、いかにも拉致被害者のために動こうとしているかのような発言をしているのは詐欺同然の犯罪に近い。
めぐみさんの父母は、トランプが国連でめぐみさんが北朝鮮に拉致されたことに触れたことに感謝を表していたけれど、テレビで見ていて可哀想な気がした。
安倍に入れ知恵されたのだろうけど、安倍もトランプも拉致被害者問題を正面から解決する気持などまるで無いし、それどころか拉致被害問題の解決がさらに先延ばしにならざるをえなくなるような、北朝鮮との対立を増大させるようなことばかりしていることを直視しなければいけない。
横田さん夫妻はアメリカの大統領が自分の娘について触れてもらっただけで感激してしまったようだけれど、残念ながらトランプや安倍晋三がやっていることはめぐみさんの解放を一段と困難にしてしまうことに外ならない。
トランプが来日したら横田夫妻に会うことも計画されているそうだけれど、オバマが自発的に広島原爆記念館に訪れ、被爆者と面会謝罪したのとは100パーセント異なる猿真似でしかない。
トランプも安倍晋三も弱者に対する同情など全く無く、好感度を上げるための「自分ファースト」の言動に過ぎないからだ。
その間の事情は拉致被害者である蓮池薫さんならよく分かっているだろうけど、横田夫妻に「ぬか喜び」に過ぎないと指摘してやるのも残酷だから困る。
核兵器を持たなければ殺され・国も滅ぼされると怯えている刈り上げ頭のチビ・ロケットマンが、核を放棄する可能性はゼロだということは、強力なスパイ期間を暗躍させてトランプを大統領に仕立て上げた陰謀家のプーチンが言う通りで、金正恩は核を放棄など絶対しない。
武力で脅かしたり・石油を断ったりして追い詰めると、戦前の日本と同じようにチビ・ロケットマンが暴発するかもしれないし、そうなったら拉致被害問題など永久に吹っ飛んでしまうだろう。