漱石の話法(語り)について  次週は松本清張

1日はボクが漱石テクストの話法(語り手)について講義したのはいいけど、30分も超過してしまったのは盛りだくさん過ぎたせいか。
前期で退学したサイ君と学大の私設院生(?)のナオさんも参加してくれたので、欠席したカンナイ君の穴埋めができた。
サイ君はとても美味なクッキーを皆に差し入れてくれただけでなく、ボク個人に高級エビせんべいのお土産までくれたのだから、よっぽど高給の会社に就職したに違いない。
詳しい内容は来年の『宇大論究』(宇都宮大学国語教育学会機関誌)に掲載予定なので、そちらを参照していただきたいが、ガラにもなくジュネットの「焦点化」をできる限り日本文学の分析に援用しやすいような方途を示してみた。
分かりやすいように「焦点化」の3つの概念を図式して説明することを試みたけど、上手く行ったようだった。
津久井秀一氏のハルキ論も載る予定の『宇大論究』にご期待下さい。

@ 次週は清張の「入り江の記憶」ですが、発表者は参加者の絶大なるカヴァーを期待しているのではないかと察してます。