ぶらぶら美術館  小木博明  山田五郎  今年の美術展のベスト  

今、「ぶらぶら美術館」恒例の年間ベスト・ファイブをレギュラーが上げているのを見ているのだけど、その前に伊豆下田の上田美術展の仏像館を訪れていた。
例によって小木博明の低能が(自分の考えが無いので)いちいち他のレギュラーが言うことをそのまま繰り返すので不愉快極まりない、ホントにバカで邪魔で早く死んでもらいたくなるほどの気持、マツコ・デラックスクリス松村ほどではないにしても。
マツコやクリスは出たら見なければ済むけれど、この番組はお気に入りのものなので矢作のコンビだからというだけで取り柄の無い小木まで登場するのは迷惑で邪魔なだけ、死なないなら出さないとか何とかしてもらいたいネ。
ベスト・ファイブの5位として矢作が場違いに水族館のペンギンを上げたら、山田五郎から「それは小木がやることだろ」と言って他のレギュラーの共感を得ていたけど、役どころにしてもバカは不要だヨ!
五郎さんが5位にボスの「放浪者」を上げていたのはいかにもだけど、美形だけで十分なマリちゃんが相変わらず独特な趣味に基づいた画家・作品を上げているので(ウォーターハウスなどという画家など知らないヨ、オカルト系らしいけど)、同調しがたいものがありながらも感心する、不思議な娘。
ベストに民族の歴史をたどったミュシャの絵を上げていたけれど(矢作は2位として別の絵)、このチョーデカイ絵画群は絵としてはあまり評価できないとは思ったので展覧会には行かなかったものの(有名なポスターもそれほど好きじゃないけど、この絵よりはイイね)、マリちゃんの目の付け所は面白くて共感できるナ。
絵の中心から離れた所にいる奇異な人間(ゴーギャンのデカイ「私はどこから来てどこに行くのか」とかいう作品に出てくるタヒチの精霊を思い出させる)に注目していたのは、ボクだけでなく五郎さんも賛同してたネ。
五郎さんが2位にしたのがシャガールの彫刻展なのはとてもよく分かったし、ずいぶん前に飽きていたシャガールながら彫刻だけでなく絵画もイイものが来ていたそうなので、展覧会に行かなかったのがチョッと残念。
五郎さんのベストはだいぶ奇をてらって北斎の「おとおくり〜」とかいう作品で(「神奈川沖浦富士」というような名の有名作品に似た構図)、それが崖を描いたスーラの作品に似ているというジャポニスム展のもの。
この2つの作品の外枠に共通する縁取りが指摘できるという専門的な話を、会場で西洋美術館長の馬淵明子さんと交わした感動がベストの理由だというが、番組で放映した際にも出なかった作品なので伝わるはずもない。
それより大むかし馬淵館長が駒場全共闘の1人として記憶している女性だろうという印象をくり返したまで(確か白ヘルメットをかぶっていたナ)。
ちなみにボクの今年のベストは矢作と同じくブリューゲルの「バベルの塔」、世界の歴史に残る代表作でフェルメール「牛乳をそそぐ女」やミレー(ラファエル前派)の「オフェリア」に並ぶというのがボクの個人的な位置付け(「モナリザの微笑」は入らない)。
こういう話題は気持良くいつまでも書き続けられるからイイね。


この間はゼミ部の忘年会だったけど、明日は三好師のご家族もご一緒する学生時代の仲間の忘年会、29日は釣り部の忘年会。
退職金の一部は横領されるし、実家の土地の処置をめぐる悩みとストレスは残ったままだけど、せめて忘年会で気分を盛り上げて生きて行こう。