いとうせいこう  神田松之丞  「スイッチインタビュー」  立川談志

今さら情報を流しても間に合わないだろうけど、今日深夜0時からNHKEテレの「スイッチインタビュー」でいとうせいこうと神田松之丞との対談が再放送される。
とても深くて面白いやり取りだから、おススメです。
2人の共通点は若い頃から抑えがたい過剰さ(モノ)を抱え込んでいて、他人からは極めて神経質な人間に見えたであろうと感じた。
せいこうが東日本震災を素材にして話題になった「想像ラジオ」(河出文庫)は、数年間小説が書けなかったのに現地を訪れた時にあの作品が《降りてきた》のだそうだ。
いつか読もうと考えていた作品だけど、その話を聴いたら早く読みたくなったものだ。
それにしてもイメージを超えてはるかにインテリであり、才人だと思ったネ。
松之丞の方は知らない人の方が多いだろうが(ボクもこの番組で初めて知ったようなもの)、最近注目の講談師(「神田」の姓もそのため)。
以前、偶然テレビで聴いたことがあったけれど、若いのに上手いという印象は強烈だった。
今日の番組内でもその語りの一部が紹介されていたと記憶するけど、語り口が談志にソックリだネ。
本人も談志に入れ込んだ時期があったため、講談の道を選んだと言っていたけれど、談志の「芝浜」などの人情噺の語りが影響しているのかな。
ともかくよく似てるネ、談志も過剰で神経質だったけど。