映画「ニンゲン合格」  黒沢芿  西島秀俊  役所広司  

今日は実家の土地の件で群馬に行ってきて、一飲みして風呂に入ってから寝ようと思っていたところだったけど、NHKBSで「ニンゲン合格」という映画を放映するとあったので、てっきり井上ひさしの戯曲を映画化したものかと思って見始めたら全然違っていた。
出だしだけ見始めたらメチャ面白くて止められない、黒沢芿という監督の名前は知っていたけれど、こんなに面白くて(笑わせて)深い作品を撮っている人とは知らなかったナ。
キャスティングも素晴らしく主役が(別人のように)若い頃の西島秀俊で助演役所広司、その他の端役がまた存在感のある役者で魅せる。
役所広司が珍しく下手な演技を見せて笑わせるのは、正面からトラックの運転をしている姿を映している場面で、どう見ても車が走っている感じが出ていない、
仲代達也の無名塾では舞台の指導は受けたけど、車の運転の手付きや姿勢は教えられなかった模様。
そんなことはどうでも、とにかく面白い映画で風呂に入るのを後回しにせざるをえない。
黒沢清という名の監督の映画は今までもテレビで見かけたような気もするけれど、これ以上の面白い映画は考えにくい、おススメだネ。
今、終るところだから、そろそろ風呂に入るネ。
スイッチひとつで追い焚きできるのは便利だけど、こんなことで電気の無駄使いをしたくない気がするものの、映画が面白すぎたのだから仕方ないよネ。