『宇大論究』第28号  津久井秀一の村上春樹論

定年退職時にその記念号『学大国語国文学』第46号を多数購入して知人にお贈りしたものだが、先般ブログに公開した「漱石の話法について」が掲載していただいた『宇大論究』も少なからず購入して同じくお贈りした。
送る時に一言付した場合があるのは、同号にイチロー・ファミリーの一番の年長者である津久井秀一クン(栃木県立今市特別支援学校長)が、ヒグラシゼミで発表した作品についての論文が掲載されているということ。
できればそちらも読んでもらいたい旨を付したのであるが、送った人の中には同時掲載の長嶋和彦「Kの命日」という「こころ」論も面白く読んだという感想を寄せてくれた人もいた。
同号の「実践報告」には歌人でもあるファミリーの中嶋葉子さんや、宇大時代にボクの授業を受講していた顔なじみの内田仁志クンも掲載されているから、充実した紀要となったと言わせてほしいものだ。
各大学にも贈呈されている紀要のようだから、ボク以外の論考も読んでくれれば幸いです。