バレエ  ヴェルディ「レクイエム」

日曜深夜のプレミアム・シアターでヴェルディのレクイエムをバレエにして踊るというから、録画しておいて観たもののピンとこない。
演奏は定評のあるファビオ・ルイージ指揮のチューリヒ・フィルということであり、4人の独唱も合唱も聴かせるのだけれど、バレエの方が分からない(面白いとは思えない)。
テロップに翻訳が表示されないから、音楽に乗せられた語りの展開とバレエの表現のからみ方が分からないせいかとも思ったけれど、バレエを見ないで音楽だけを聴いている方が落ち着く。
ソロの踊りは土方巽の舞踏を連想させるし、集団になると現代バレエを代表するベジャールにも似て見えたりするので、シロウトには見ていてもワケが分からず落ち着けない。
これなら視覚を閉ざして音楽だけを聴いていた方が楽しめる、ムーティエ指揮スカラ座管弦楽団アバド指揮ベルリン・フィルの演奏がビデオに録画されているから、それを聴いていた方がいいのでバレエは消去してしまった。
ドラちゃんが意外にもバレエ好きで観に行くという話を聞いたことがあるけれど、ドラちゃんなら「レクイエム」のバレエも楽しめるのかな?
年賀状の余白にレイコちゃんが「最近はクラシック音楽に惹かれている」と記してあったけれど、「レクイエム」のバレエ版の楽しみ方を教えてくれる人がいないかな?