饗庭孝男さんの墓参  奥本大三郎さんの虫標本

昨日は去年亡くなった饗庭孝男さんの墓参に行ってきた。
若い頃からのお仲間の朝比奈誼(よしみ)さん(元立教大教授)と虫ハカセとしても名高い奥本大三郎さんと3人で、三浦海岸からタクシーで小高い丘の上にある墓地に参ってきた。
花輪莞爾さんは奥様の介護とかで参加できなかったのは残念だったけど、無名の日本文学研究者だったボクを外国文学研究(特にフランス)の同人誌『現代文学』の同人に迎えてくれた方々なので、1つの恩返しができた感じ。
饗庭さんの方針だと思うけど、逝去など同人の個人的な事には立ち入らないので、実は饗庭さんの死去の情報は最近になって知ったほど。
ずっと心残りだったのが、今回の墓参で気が済んだので、帰りに3人で三崎のマグロ屋でとても楽しく呑めた。
奥本さんの虫の標本は全部で4トンもあるそうで、信じられないくらいビックリしたナ、そのために引っ越し(と離婚も?)もしたそうで、ボクが例に出した養老孟の標本など奥本さんの言う通りチッポケなものだというのが納得できたネ。
その後は1人で近くの釣り場(昔ユウ君やヘイカと釣った所)に行ってみたら、あまり釣り人もいなかったし、獲物も無かった様子(この時季は一番釣れないのだ)。
学大の退職記念号の『TGU』(学生が編集する学内誌)に載った、ボクがカレイを釣った写真はこの場所でゲットしたものだヨ。
帰宅しても楽しさ・満足感が続いていたので、1人で呑んだら今日はかなりの二日酔いだったナ。
お約束丸出しだけど、謹んで饗庭さんのご冥福を祈ります。