今夜９時半からフジテレビで放映。
以前テレビで観た映画なので、途中１０時から１時間はBS-TBSの「諸説あり！」で「薩摩最強伝説〜戦国編」に浮気しながらも、最後まで観た。
この映画のリリー・フランキーが役になりきっていない印象だったので、「万引き家族」でよく足を引っ張らずにカンヌで受賞したものだと喜んでいたのだけど、やはり違和感があって田舎の欲深いオッサンになれてない。
奇異な関西弁（？）しか話せないこのシロウト感が監督の狙いなんだろうけど、リリーのまとう都会感が役になりきるジャマをしてるネ。
それはともかく、以前観た時にはスルーしていたけど、エンディング・テーマに「ゴルドベルク変奏曲」のピアノが流れていてハマった感じで良かった。
ニコライヴァの演奏しか録音していないので、誰の演奏かを聞き分けることはできないけど、映画で使うならたぶんグールドだろうと思って最後の配役などの後の画面にそう記してあった。
グールドはモーツアルトなどで時おり奇抜すぎることがあるけれど、この演奏は違和感なかった（でもニコライエヴァの方が相応しいかも）。
以前この曲の弦楽三重奏版を勧めたらタミルさんがゲットしたと言ってくれたけど、ピアノ版も素晴らしいのはもちろんだ。
どちらの版でもいいから聴くべし！ 決して後悔はさせない。
