マゴチ釣り  「釣りびと万歳」  渡部陽一

「釣りびと万歳」(NHK)はよく見ている番組だ、もちろん海釣りの場合に限るけど。
「フィッシング」(テレ東)と比べると海釣りが多めだと感じているし、港町の散策や料理の仕方まで紹介してくれる点もイイ。
さらに「フィッシング」と比べるとイヤなヤツが少ないのもイイ、例えば福岡辺りの釣り女である秋丸というブスが時おり出てくるのは、ベテラン釣り女・児島玲子さんレベルの美女でなくてもイイけど玲子さんのような謙虚さが全く感じられず、出しゃばり感が強すぎ、不愉快極まる女で番組を見る気が萎(な)えてしまう。
総じて謙虚さ・羞恥心の欠落したニンゲンは嫌いで、典型的なのはルー大柴(とルー小森)であることは何度も記してきたとおり。
この手の存在を羅列してる余裕はないけど、今日たまたまテレビ画面で見かけたアンミカというオカマっぽい女も大阪のオバハン特有の(?)の押しの強さで見るのもイヤ。
本人に罪はないのだろうけど、こちらの美意識なり倫理が許容できないのだから仕方ない。
「釣りびと万歳」は今日大好きなマゴチ釣りの特集だったのに、不愉快極まる渡部陽一がゲストだったので度を超した暑さに増幅されて怒りが爆発しそうだった。
この男、見た目はフツーなので美意識では許容できても、ぬけぬけと「戦場カメラマン」を僭称するのが許せない、絶対!
NHKまで渡部を紹介するのに「戦場カメラマン」を使うのだから落ちたものだ、そもそも本物の戦場カメラマンは平和な日本でのんびりと釣りなどに耽っていない。
既に死んでいるか、死を覚悟しながら世界の戦場に身をさらしているのだ。
渡部陽一はそうした戦場カメラマンに対する敬意が欠けている、というより戦場カメラマンを結果的に侮辱している。
元々カメラマンではあったようだけど、戦場らしい戦場に身を置いて死を賭したという話も聞いたことないし、そんな作品も見た覚えもない。
関西のお笑い番組で無理やりキャラ(シャベリが遅い)を作られてデビューしたようだけれど、カメラ以外には取り柄が無いのに出過ぎだ。
それなのに今日の番組を最後まで見てしまったのは、「釣り兄貴」(番組が用意する指導係)が一貫して渡部をバカにした言葉で「指導」していたので小気味よかったからだ。
この番組のゲストは釣りが下手なのがほとんどで、見てると「釣り兄貴」と一緒にイライラさせられることが多いのだけど、今日の「兄貴」はグズな渡部に対して遠慮会釈なく悪態をついていたので笑ってしまった。
シャベリが遅いというキャラを演じさせられたとおり、渡部は運動神経が鈍くて身体的な反応が遅いのは確かで、兄貴の指示どおりのことがなかなかできないで叱られていたので愉しかった。
オカマとは言わなかったけど、「男らしくグッと竿を上げろ!」という「男らしく」に兄貴の感情が露わに出ていたのが面白い。
渡部は船頭が嫌いなタイプのブリっ子的存在だから叱られ・嫌われていたのは当然ながら、お蔭で好きなマゴチ釣りの番組を堪能できた。
釣果は小さいマゴチ1尾だったものの、船頭が言うところのカラス貝の塊りを引っかけてムール貝を釣ったと喜んでみたり、最後の1投でフグを釣って喜んでいたり、いちいち船頭(兄貴)の美意識を刺激して嫌われていたけれど、本人は嫌われていたのが分かっていたのかどうか・・・ぬけぬけと「戦場カメラマン」を自称する恥知らずだから、他人の気持など理解できないのだろうナ。

実は以前は「マゴチキラー」という素晴らしい竿を2本持っていたのだけれど、両方とも自分が事故で折ってしまった。
名前が「マダムキラー」に似ていたので、とてもお気に入りの竿だったのだけれど(ボクの竿はマダムを狙うことは無い)。