石ノ森章太郎  山田夏樹

Eテレの「100分de名著」の石ノ森章太郎特集を見ているところ。
たった今は「サイボーグ009」について夏目房之介他5名が議論している、けっこう重いテーマなんだと教えられている。
でも読んでみようという元気は出ない。
石ノ森は有名だけどいっさい読んだことは無い、そもそも手塚治虫もほとんど読んでないけどネ(「火の鳥」は5冊ほどあるけど)。
以前記したように、ボクが漫画に興味を覚えたのは小学生の頃に無名時代の白土三平で、大学生になって喫茶店で『ガロ』の「カムイ伝」を見てビックリしたのを覚えている。
10年くらい前の漫画家がチョー有名な作品の作者になっていたとは?
今でも好きな漫画家は「赤兵衛」その他のギャグ漫画の黒鉄ヒロシ(文庫20冊くらい捨てずにある)と、小説家に転じた山上たつひこの「がきデカ」(第5巻まで持ってる)、その他は滝田ゆう水木しげるくらいかな。
アニメを含めると宮崎駿はそれなりに観ている(映画館で息子と見た「紅の豚」は最悪だったナ)。


さて何故興味もない石ノ森章太郎の番組をわざわざ見ているかというと、前に紹介した山田夏樹『石ノ森章太郎論』(青弓社)を読むためだ。
本を頂戴しても、肝心の漫画を全然読んでないのだから論文が理解できない、「はじめに」だけは読んだけど。
ブックオフに行っても漫画のコーナーで探す気持も起きなかったナ。
この番組で少しは知った気になれたから、ナッキー山田の論を理解する準備ができた気分になれたので明日以降ながら挑戦するつもり。
漫画オンチのボクも、彼の『ロボットと〈日本〉』(立教大学出版会)にはスゴク刺激されたからナ。
漫画も文学だ、と思わせてくれた昔のテレビ番組「マンガ夜話」と同じように、たくさんのことを教えてもらったから石ノ森論も楽しみ。
番組では今「仮面ライダー」について議論しているけど、この作品も石ノ森章太郎が作者だったンだネ、知らんかった!
孫と話を合わせるために読もうかな・・・