風船爆弾  高校生平和ゼミナール  大石学・学芸大教授


 写真は、昨日発表で使った「風船爆弾」二分の一サイズ平面です。
 風船爆弾は、登戸研究所が開発したもので、どのくらいの大きさかと思い、生徒と一緒に作って
みました(字は生徒書)。
 写真で直径5m、実際はこの倍の、直径10mです。模造紙とセロハンテープでも非常に大変でし
た。実際は、和紙をこんにゃくのりで張り合わせ、さらに球体。これを約9000個作って、アメリカま
で飛ばしたのですから、計り知れない労力です。


以上は近代文学研究分野ではないけれど、在学中から交流の続いている卒業生のケイちゃんからのメール。
賀状のやり取りは続いているけど、2年前(?)にタカチュウとヒサコ先生の退職記念パーティで久しぶりに会えた。
学大を出てしばらくは私立高校でガンバッテいたものの、学校の教育方針に疑問を抱いて退職し、今は長野の公立高校定時制に勤めている。
ボクは7年間の定時制高校勤務の体験があることもあり、リクルートするまで相談に乗っていたけど、まさかケイちゃんが「高校生平和ゼミナール」でチョー頑張っているとは思わなかった。
写真のとおり長野から登戸まで出かけて調査した経験を生かし、実際に風船爆弾まで作ってしまう行動力には頭が下がるばかり。
登戸のみならず信州大学まで出かけ、敷地に残る「戦争」の爪跡の話を聞いたとか。
夏休み前に「学芸大キャンパスの土地は、戦前には陸軍の駐屯地があったと聞いていたので、具体的に話を聞きたい。」というメールが来たので、できたばかりの学大百年史(?)の編集長である大石学先生を紹介した。
ケイちゃんにもらったメールを大石さんに転送して対応をお願いし、ケイちゃんからも依頼の手紙を書いたとのこと。
その後に佐藤芳光先生の紹介で、藤井健志(敬称略)にも依頼の手紙を書いたとのこと(話は違うが、むかし佐藤先生が図書館前の噴水は守るべきだと言ったのはエラかった)。
ところが夏休みが終ったというのに2人からは何の連絡・対応が無いという、大学の教員とはそんなものかと学大教員が信頼されなくなる危惧を感じた。
藤井は学大の歴史上最低の学長の1人・村松泰子執行部として、クレイ爺のセクハラ・パワハラ等を追及するボクを「弾圧」した張本人、カネと権力にしか興味を示さないゲス野郎だからカネにならない卒業生の相手などするはずもない。
しかし大石さんは人間として信頼できると思っているので、手紙の返事・対応がないというケイちゃんのメールを大石さんに「これでも喰らえ!」という件名で転送したら、すぐに謝罪と対応する旨のメールが届いた。
その後のやりとりでも謝罪をくり返しながら善処すると言ってくれている。
ケイちゃんのメアドも伝えてあるので、近々連絡がつくことだろう。
それにしても若者が反動化しつつある日本で、そしてモロン(低能)米大統領に引き回されている安倍晋三の政権が続く中で、「平和ゼミナール」を持続しているケイちゃんはエライ! というほかない。