泉鏡花「縷紅新草」

修士論文に取り組んでいる最中の院生や・学会の仕事が重なってしまった院生はともかくも、研究のための知識を吸収したり・テクストの読み方を身につける修練を積み重ねなければならない時期の院生が、気軽に授業を忌避していては将来が期待できない。
目先のことだけに囚われていると、本当の実力を養うことができないだろうと思う。
鏡花テクストは強烈なクセがあるので極めて読みにくいけれど、敵前逃亡している限り《読み》の能力は磨かれない。
困難に打ち当って乗り越える修練を積み重ねてこそ、実力が養われるものだろう。
欠席者には読み取ったストーリーをメールで送ってもらいたいものだ。
レポーターの誤読(?)を正す作業だけで時間切れ(レポの都合で延長できず)だったので、改めてレジュメを描き直して次週配布してもらうことにした。
改訂版のレジュメを読む前に、各自がキチンとしたテクスト読解を準備できていることを期待したい。