ららら・クラシック  バッハ「ゴルドベルク変奏曲」  ラジオ放送大学「西洋音楽史」  岡田暁生

今までにも複数回は推奨した番組だけど、19日夜のバッハ解説は実に素晴らしいもので感動したと言っていいくらい。
木曜午前10時25分から再放送があるので、ぜひ録画するなりして見てもらいたいネ。
バッハのスゴサが初めて理解できた気になったヨ。
作曲家のミノさんがMCをやっていた以前の番組でも取り上げた曲だったので、その時のミノさんの解説をビデオで見返したものの、今回のはそれに倍する面白さ!
3の倍数を実に巧妙に使ったりするなど、数学を駆使している様がよく伝わってきて驚いたナ。
30ある変奏の合間に、3の倍数ごとに挟まれるカノンのメロディが、完全に同じメロディなのにシロウトには気付けない種明かしにはビックリするヨ。
詳しくは自分の眼で確かめておくれ。

この日は「ららら」の直前に最近BSに切り換えられたラジオ放送大学の「西洋音楽史」第3回で、岡田暁生さんが中世と近代の音楽の差異を縦(和音)と横(メロディ)の違い(ボクの言葉に翻訳しているので不正確)として講義してくれたのも感動だった。
ラジオ放送大学は録画の仕方が分からないので(知ってる人は教えてちょうだい!)聴き直すことができないから内容は語れない、当面は本屋でテキストのこの部分を立ち読みしてもらうしかないネ。
当面はと言ったのは、放送大学はくり返し再放送するので、数ヶ月待てば聴くチャンスがあるからだ。
美術もそうだけど、音楽もチョッと専門的なことを知ると目からウロコの感銘を覚えるものだネ。
例えば有名なシューベルトのピアノ五重奏「ます」では、普通なら使わないコントラバスを使うことで低音を支えたために、チェロが低音を支える役目から解放されて自由にメロディを弾けるようになっている、と説明された時の感動を忘れない。
いつも思うのは、音楽(や美術)の専門的な知識を持ったお友達が欲しいものだということ。
学大院生だった作曲家の千谷(せんごく)クンはパリに、一橋大院生のピアニスト○○君(珍しい名前が思い出せない)はハンガリーに留学してしまったので、今は音楽の専門家が身近にいなくて残念な思いをしている。
代りが現れないかな、できれば若くてカワイイ女の子!