ジャミラは女王様

そう言えば最近ジャミラのネタを書いてないよネ。
期待している人もいるようなので、この辺で1発。
もちろんジャミラ・ネタなら書ききれないほどあるけど、キリが無いからネ。
今日はジャミラがパートで働いている勤務先の資料を印刷しろと言うので、言われた通りの名前の場所を検索したものの、似た名前の場所しか出ないのでそれを印刷して渡した。
PCに不案内なボクだから印刷自体もすぐにはできなくて手間取ったけれど、何とかやり遂げたしだい。
でも渡したものをすぐに見ないでテレビドラマに夢中になっていて、寝る前になって「名前が違う」と言い出したのだネ。
それなら早く言えヨ、ということなんだけど、威張るのなんの!
他人(ひと)にモノを頼んでやってもらう態度じゃない! と抗議したら、「他人(ジャミラ)のプリンターを捨てておいて何を言うか!」と怒っているのだから呆れるばかり。
プリンターにしろ、前にジャミラが使っていたPC(元は息子のもの)にしろ、明らかに壊れて使いようがないので処分したのに、捨てると怒り狂うのだネ。
何とかなっていた時のことが忘れられずに、新しい状況に対応できなくなると他人のせいにしないと耐えられないのだナ、三歳児並みに(「三歳児」はボクがセクハラのクレイ爺に献上した尊称?)。
この種のヤカラはどこにでもいるようで、ボッチの職場にも似たようなババアがいるそうで、何かというとボッチに当たり散らすのでボッチが「ジャミラ」と名付けたとのこと。
ボッチが職場での不満をぶちまける時にジャミラの名を出すので、ボクは自家にいるような気分になって落ち着かなくなるから歓迎しない呼称なんだけど、それでボッチの気が済むならと許している。


昨日、付き合いの古い仲間から、「叔母が母親の悪口を言ったと知ったので、怒り狂ってその叔母に電話で殺すゾ! と言ってやった。」と憤懣抑えがたしといった調子のメールがきた。
叔母からすれば、彼の母は嫁であり自分は小姑(こじゅうとめ)だから、無自覚なまま(?)宿命的な憎悪の関係を生きているわけであり、たまたま抑えてきたル・サンチマン(情念)を洩らしてしまったのだろうけど、言われた母の子供である彼からすれば、当然許しがたい言動なので母を愛していればそれだけ殺意さえ覚えても仕方ないのだろナ。
叔母の立場からすれば、兄にあたる彼の父親に対する愛情から、小姑(彼の母親)や甥(彼)への溜まった不満が噴き出た感じなのだろうけど、不用意に洩らしてしまった失言がどう受け止められるかを想像する余裕がないのは、実年齢ほど成長・成熟できてない証拠で情けない(庶民にはありがちかな)。
ジャミラも小姑であるボクの姉とは、当初から折り合いが悪くてお互いに陰で悪口をたたき合っていたものだ。
間にいるボクは双方からその悪口を聞かされるので困ったものの、スルーするのが一番だと思って無視を通してきた。
吉本隆明ではないけれど、「関係の絶対性」から人間は免れないので、嫁・姑という関係になれば宿命的に憎悪・反発し合うしかないのだと達観していれば、間に挟まれた者としては救われるのだナ。
憎悪の関係のどちらかに加担したとたんに自分も憎悪を抱え込むことになるから、双方から身を引いて距離をとるのが一番だネ。
彼が母親の立場で叔母の悪口を受け止めて「発狂」したのも当然ながら、当事者と一緒になってル・サンチマンに振り回されるのはインテリらしくない動揺ぶりだナ。
上から目線で叔母のことを内心「このクソババア!」と思いながらも、その場を円満に収めようとした方が自分自身を傷つけずに済ませると思うネ、難しいかもしれないけどナ。
彼の場合は、母親の方には叔母の悪口が伝わってないので、上記の宿命的な関係が露わに出たわけではないのが救いだけれど、彼が母親に代って叔母のレベルに合わせて闘ってしまったことで自身が傷ついてしまった例かな。
何だか不要に長くなってしまったけど、「関係の絶対性」を実例に即しながら語ることによって、ボク自身がジャミラ女王の横暴から受けるストレスを解消した(かった)ということで。
(酔いが回ってきてもうダメ)。