ゴーン容疑者  新井浩文容疑者  古市憲寿  荻上キチ

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日本最悪の民宿「にい釜」前で車を案内中(館山の夏合宿)


ゴーンと言えば一目見た時から〈悪相〉の代表だと感じていたので、悪事が明るみに出た時はヤッパリと思ったけれど、まさかあれ程の巨悪だとは思わなかったネ。

といってもヒットラースターリン、現代ではプーチンのような殺人鬼ではないけれど、カネの亡者の典型であり規模からすると巨悪と呼べるだろうという意味でネ。

自分のために会社のカネを使うという点では、どこにでもいるセコイ存在にすぎないものの、金額の大きさではスケールが違う。

情に厚い日本人には為し難い首切りで日産を立て直したそうだけど、日本人には慣れない高額な報酬を受け取りながらも、それでも出費はできるだけ会社のカネで済ませる、というセコイ精神構造が理解できない。

ゴーンに限ったわけではないけど、カネの亡者は皆ゴーンのようにセコくなるのは何故なんだろう。

それなりの生活ができれば、あとは自分以外のために使うという考え方が何故できないのか、昔から解明できない問題だネ。

中には例外的に弱者に分け与える人もいるようだけれど、あまり聞かないネ。

 

実はゴーンは前振りで、新井浩文がセクハラで逮捕された時もヤッパリと思った点でゴーンと重なるのだナ。

NHKのドラマで(男の方だったか、女のほうだったかがジーパン屋だった)、新井が〈あのツラ〉で恋愛を演じていたので笑ってしまったことがある。

どう見てもイケメンではないし、むしろお笑い芸人のツラなのに、何故NHKがこんなツラの男を恋愛ドラマに使っているのか理解不能だった。

その後も大河ドラマなどでも見かける度に、そんな役者じゃなかろうにという思いをくり返したものだ。

逮捕された後のニュースで知ったのだけれど、新井は映画の悪役でデビューした(賞も取った)役者なンだネ。

昔の映画の映像を見たら、確かに小悪にハマっている役者だと納得。

それが勘違いしたプロデユーサーによって、恋愛ドラマなどに使われているうちに、新井本人が己を「持てる男」だと増長した果てが、今回のセクハラ事件なのじゃないかな。

有名女優の息子で、同じように増長してセクハラ事件を起こしたおバカそのもののタレントがいたネ、母親がカネで片付けたらしいけど。

ともあれ新井浩文が本来のワルぶりを、映画じゃなくて実生活で発揮してしまったのは笑えるけれど、被害者にとってはそれどころじゃないよネ、ヒドイ話だヨ、全く!

 

新井浩文のツラを見たら、すぐに古市憲寿の顔を思い出したのは、共に三白眼だからかな?

そう言えばゴーンもそうかな、目の下部が白目がちなンだネ。

押しつけがましい目鼻立ちをしているゴーンほどの悪相ではないけれど、新井も古市も貧相でザンネンな顔つきで小悪人というイメージを拭えない。

もちろん古市は新井のようなセクハラをやらかすとも思えないものの、信頼できない人柄という感じなのは自省の心が欠落しているせいかな。

最近、古市は上野千鶴子の愛弟子だと聞いた記憶があるのだけど、そうなら納得しやすいキャラだネ。

女優のセクハラ坊やと同じで、周囲が甘やかし過ぎるのが悪いけど、古市本人が新井と同じく己を勘違いしているのだと思う。

文芸誌に小説まで発表してしまうという自制心の欠落には、呆れてモノが言えない。

書かせる方も書かせる方で調子に乗り過ぎている感じだけれど、それに恥じらいもなく乗ってしまう感覚が分からない。

でもさすがに朝日の文芸時評では古市をシッカリ切って捨てていたので(保存しておいたつもりが見つからない)、チョッと安心したナ。

思考より情報で生きている古市のイカガワシさについては、以前くり返したので参照してもらいたいけど(ユウ君が忙しいのに、前の記事を移行してくれたので読めます)、同世代(?)の荻上チキという人の誠実さや思考力に満ちた発言に比べると、古市の浅薄さがハッキリするネ。

荻上さんは先般のテレビ朝日の「サンデーLIVE!」という番組でも、姜(かん)サンジュさんに対しても自分の意見をハッキリぶつけていたけれど、古市は松本一志の「ワイドナショー」では言いたい放題でも「サンデーLIVE!」では何も言えないだろうナ。

情報だけの存在は底が浅いし、信用できない好例だネ。

BSプレミアム「アナザーストーリー」のミー・トゥー運動や、Eテレ知恵泉」の丹下健三特集を見ながら記してきたけど、疲れたのでこの辺で。)