【呑み部】豪華絢爛、各種の銘酒

みなと観光ホテルは有名な市場がすぐ前に位置し、市場の横が那珂湊港だから泊まるにはサイコーの宿ながら、それだけに宿泊料金が嵩むので料理を抑えて1泊2食付き・税込で1万円にしてもらった。だから館山釣行の宿である、北見や幸田のような豪華絢爛たる美食は期待できない。それでもデカい生ガキや焼きたてのハマグリ、それにボクの大好物のカニが刺身類の貧相さをカヴァーしていた。

ボクは仙台のカキ専門店「かき徳」でカキのフルコースを2度食べたことがあり、2度とも生ガキに中って病院に行った経験がある。というわけで今回はヘイカに食べてもらったら、そのヘイカが中ったようで昔なら大逆罪だったかも。

宴会を始める前に、あらかじめ頼んでおいたヘイカの令和を迎える「お言葉」を披露してもらったら、ショウワやヘイセイという元号を散りばめた素晴らしい「お言葉」だったので、全員が感心することしきり。座敷で隣りにいた数人の客が、何が始まったのかと不思議そうな顔をしていたけれど、「お言葉」には感銘を受けた模様。ヘイカが学大在学中の時のような顔だったら、昭和天皇を想起できただろうから、「お言葉」に説得力を感じたろうネ。

それにしても元号を、こともあろうに校長挨拶の際に生徒の前で「がんごう」と読み、生徒に正されたというツクホーシの悲愴な体験談は爆笑ものだった。確かに昔から「がんごう」と読む人に出遭ったことが少なくないけど、生徒の前で間違えてはネ。

そのツクホーシが頭髪の回復を自慢していたけれど、こちらは説得力があったナ。ツクホーシ夫人のジンちゃんが美容院で勧められた1本1万円の増毛剤だそうだけれど、薄くなった頃のツクホーシを知っているボクもこの薬の効果は保証できる。頭髪にお困りの方はツクホーシまで。

 

酒の方はツクホーシ持参の1升瓶を始め、皆さんから日本酒の美味なものをいただき気分はサイコー。フニャ君の生徒たちが製造した日本酒始め、呑み切れずに3本預かっているので、ピリカ差し入れのビールと共に今後の部活の際に頂戴する予定。久しぶりの柚子(ゆず)酒が空いたのは、味が工夫されたせいかナ。前々回にマナブ君から頂戴したイチローズ・モルツが8分かた残っていたのを持参したら、ほぼ呑み尽くしたけれど、それ以外にアマッチ・呑み部長差し入れの赤白のワインはヒロミ嬢始め皆さんに感銘を与えた模様。ワインには一家言あるトオル君が不参加なのは残念だった。

アマッチからいつものチーズの生ハム巻などだけでなく、カネシローが3種のチーズをいぶしたものがワインその他にも合って食べ尽くした。カネシローは小説よりも料理の方が得意らしく、学大在職中のクリスマスにはロースト・ビーフを差し入れてくれたのは美味だった。貧相であろう料理をカヴァーするために、市場でホヤを仕入れておいたのに、呑み始めたら出すのを忘れてしまってゴメンナサイ!