目前の話題には言及しないようにセーブしているのだけれど、誰も言わない観点からなら記しておく価値もあるかなと。
そもそも松井はハナから丸山を国会で辞職勧告するほどの気構えがあったわけではなく、自分から謝罪するなどの指示に大人しく従わないので、仕方なく松井自身からクビを切る覚悟をしたということだ。さもありなん、という印象なのは、丸山が言う「ロシアが前大戦の終結直後に、ロシアが武力で奪った北方４島」という認識は、おそらく松井を始めとする維新の会の共通認識だろうからだ。それを政治的判断力に欠けたバカで酒乱の丸山が、酔った勢いで放言してしまったわけなのだろう。
以前は下品な言動ではキャバレーのホステス並みの上西小百合までも推薦し、議員にしてしまった維新の会のことだから、玉石混交を覚悟の上で悪質な石が多く交ってしまう責任を再び取らされることになったということだネ。
それにしても辺野古の埋め立てに反対する沖縄県民の運動を阻止するため、派遣した大阪府警が県民を「土人」呼ばわりしたのを、代って謝罪するどころか松井は「土人」発言をかばったという。要するにその歴史的・政治的な認識において松井は丸山と大差ないということだ。党外からの批判が拡大するまでは、丸山発言を穏便に処理しようとした松井の魂胆とホンネは明らかだ。
自民党が丸山発言に対する辞職勧告案に同調したがらないのは、言うまでもなく麻生太郎を始めとする低能な議員が目白押しだからだろう（今や目白には田中角栄はいないのに）。絶対に謝ろうとしない点では、丸山穂高は麻生太郎そっくりだし。
